今日もアマオケ。
しかも先週に引き続きミューザ川崎。さらに同じ席だ。
先週はマーラー、今週はブルックナー。
宮内晃&エバーグリーンフィルハーモニーオーケストラ
01.ワーグナー:ニュルンベルクのマイスタージンガー 第1幕への前奏曲
02.ハイドン:交響曲 第103番 変ホ長調 『太鼓連打』
<休憩>
03.ブルックナー:交響曲 第7番 ホ長調 (ノヴァーク版)
マイスタージンガーは挨拶代わりに相応しい曲ではある。
ただオケの実力を露わにする難しい曲でもある。
金管は良く鳴るし、巧い。ただ、ちょっと弦とのバランスが良くなかったか。トランペットがちょい目立ち過ぎかな。
まあ敢えて言うほどのことでもない。そういうことを言わないと弱点らしきものが見当たらない。
挨拶代わりとしては十分だ。期待が募る。
ハイドンの太鼓連打は冒頭にティンパニのロールがあるからそんなニックネームが付いた。
もちろんハイドンによるものではない。よって曲全体を象徴するようなものではない。
もしかしたらハイドンの最高傑作ではないか、なんてことを最近は思う。
もっとも少なくとも93番以降はいずれ劣らぬ傑作揃いなので、最高傑作云々は意味が無いとも言える。
最近はハイドン演奏はピリオドでなければダメだ、という風潮が色濃いが、それには苦言を呈したい。
ピリオド演奏が悪いというわけではない。モダン楽器による豪華な演奏でもいいではないか。もしハイドンが聴いたとしたら、モダンの演奏の方を好むかもしれないのだ。どっちかでなければダメということなどない。
そもそもハイドンの曲は懐が深いのだ。
ただハイドンの演奏は難しい。シンプルゆえに聴かせるのが難しい。
フルオーケストラの豊潤な響きでもハイドンはハイドン。ピリオドだろうがモダンだろうが、そんなことに関係なくハイドンは魅力的に響くのだ。
ティンパニ奏者は賛助出演とのことだが、巧みなマレット捌きを見せてくれた。
弦が多いようにも感じたが、そのうち気にならくなってきた。
休憩を挟んでブルックナー。
7番は最も抒情的な曲だろう。版の問題の煩わしさも少ない。
ワーグナーチューバも擁し、まさしくブルックナーの響きだった。
やはりホルンの充実がレベルを一段引き上げたと言えるだろう。
チェロとコントラバスの低音弦の整った響きも素晴らしい。
フルートのトップのスキンヘッドのおっさんも巧かったね。おっさんだけど。
ゆったりと流れる大河のような、悠揚としたブルックナー。
第2楽章も期待通りに美しく聴かせてくれた。
この第2楽章はブルックナーが書いたいちばん美しい音楽だと思う。
全体的にどのパートも充実していて、ほとんどミスもなく非常に巧いオケだという印象。
ホルン特にトップ奏者の巧さは特筆すべきで、多くのオケで課題となるホルンが充実しているのは大きな強みである。
このオケでブルックナーの5番や8番あるいは9番を聴いてみたい。
しかしアマオケのレベルが高いな。
いいコンサートだった。
ログインしてコメントを確認・投稿する