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2020年01月11日21:38

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駅弁大会、その1

水曜から新春恒例の駅弁大会が京王新宿で開かれている。
正式名称は「元祖 有名駅弁と全国うまいもの大会」で、今回で55回となる。
歴史の長いイベントで、駅弁甲子園という異名もあり、おそらく東日本で最も有名な駅弁イベントであろう。

今年はイマイチ気分が盛り上がらなかったのだが、行けばやはり楽しい。

出遅れてしまったのだが、ダメ元で整理券(午後2時から販売予定)の列に並んだ。運よく目的の整理券(「栗めし」と「あなごめし」)をゲットすることができた。

そしてようやく会場を見て回る。
昼用をゲットして屋上へ。昨年からBBQ用の席を解放してくれている。飲食スペースがそれだけ増えているので有難い。

「忍者弁当」、滋賀県
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たぬ〜がいきなり冒険に出た。
SHINOBI-TRAIN運行記念、忍者の里に近いということで生まれた「忍者弁当」…。
手裏剣型のおにぎりがユニークだが、ハズレの香りがプンプンするではないか。まあ、\1,000を切るのだからネタ弁ということで。
と思ったら、これがなかなか良いではないか。
おにぎり2つは塩にぎり。ご飯の炊き具合と塩味の塩梅が良く美味。米がいいのかな? もうひとつは梅肉。これもいい塩梅。
塩鮭、煮物、海老豆、どれも派手ではないが滋味深い味わい。さらに玉子焼きが駅弁レベルを優に超えた美味さ。
丁寧に作られた弁当という印象で非常に好感度が高い。

「ながさき鯨カツとステーキ弁当」、長崎県
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駅弁大会常連が非常にそそられるものを作ってきた。
鯨のステーキ!
カツは小ぶりだけどね。もちろん相変わらず美味いよ。実演だと衣のサクッと感が残っていてさらに美味い。
さて、ステーキだが、これは美味いよ。もっとくれ! やはり魚肉ではなく獣肉だよなあ。質のいい赤身で、ちょっとクセはあるかもしれないが、全く問題なし。レアな焼き加減も良い。刻みワサビを添えて食べると抜群の美味さ。牛肉もワサビと合うもんね。そんな感じ。
国芳の浮世絵を使った掛け紙も楽しい。

「ぶりかまめし」、富山県
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駅弁大会にハマるきっかけとなった冬季限定の名駅弁。
京王の地下に行けば買えるのだが、やはり作り立てはさらに美味い。ほの暖かいブリがふわふわ。この美味さがたまらない。今年のブリはでかい。それにぶ厚い。
これはもう鉄板の美味さ。ブリ好きにはたまらないよね。

会場に戻り、お馴染み清泉寮のソフトクリーム。やはりここのソフトは美味い。コクがあるのにサッパリしている。
そして菅原ぶどう園に陣中見舞い。紙コップ一杯\200が駅弁会場のオアシスである。
ボトルになると決して安くない値段だが飛ぶように売れている。

で、2時に整理券を引き替えて今日は撤収。

「栗めし」、京都府
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たぬ〜曰く「栗めしはこれに限る」とのこと。
確かにそうかもしれない。
まず栗が甘露煮ではない。栗の上品な旨みをそのまま味わえる。ホクホクの食感とほのかな甘み。
ご飯は栗ごと炊いた本当の「栗ごはん」なのでご飯に栗の香りが移っている。栗の色も僅かに移っているようだ。ほんのりとした塩加減がいい具合で、これだけで十分に食べられる。
もちろんおかずだって京風の上品さ。箸休めのように食べてしまうのだが、十分に主役を張れるほど。
いつもながら栗を象った経木の容器も味がある。シンプルな掛け紙も良い。

「あなごめし弁当」、広島県
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穴子といったらこれ。穴子好きにとって避けては通れない。
逆に言うとほかの穴子が食べられなくなってしまうという弊害がある。穴子好きなのでほかにも手を伸ばし後悔することが何度も…。実際のところ、駅弁の穴子の多くは穴子の美味さではなく、タレの美味さで食わせるものが多い。それにたいてい穴子がペラペラなのだ。(もちろん中にはふわふわで美味い穴子の弁当もあるが)
この穴子はペラペラではない。かと言ってふわふわでもない。肉厚の身は歯応えがあり、強い個性が感じられる。そして旨みが凝縮している。
穴子の出汁で炊いたご飯もとても美味い。
値段を考えると美味くてあたりまえとも言えるのだが、それだけの、いや、それ以上の価値はある。今年も食べることができて良かった。値上げしてとうとう2000円を超えてしまったけどね。
今回も復刻掛け紙での登場。

「鯖威張る弁当」、千葉県
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頑張れローカル線企画、かな?
鯖の水煮缶を使った炊き込みご飯に鯖の塩焼きを乗せた、という代物。驚くべきはその値段。駅弁高額化に歯止めがかからない現状でなんと648円。1000円札でお釣りが100円玉が3個も来るよ。ついでに50円玉も来るよ。
掛け紙には自虐的なメッセージが書かれている。「小さな鉄道会社と小さな居酒屋が力を合わせて作った銚子の駅弁です。」というのはまだ良くて「経営状況はまずいけどこれはウマい!!」はいかんだろう…。
しかもこのキャラはホラー漫画家日野日出志によるのだそうだ。
じゃあ中身はどうよ、というと、確かに炊き込みご飯の上に焼き鯖が乗っている。ただそれだけ。そのシンプルさがかえって潔い。
ご飯は思ったよりも薄味で、意外なほど品がいい。それでいて鯖の旨みは十分に味わえる。
焼き鯖が美味いのは間違いない。庶民派代表の鯖がドーンと乗っているのはインパクト強烈。骨を取るのが面倒だろうが、どうせ食べてしまうので問題ない。
鯖威張る、というネーミングも遊び心があっておもしろい。

あ〜、今日はどれも美味しかったなあ。

というわけで、今日の駅弁。。。

・千葉県、銚子電気鉄道/犬吠、鯖威張る弁当、\648
・富山県、北陸新幹線/富山、ぶりかまめし、\1,200
・滋賀県、東海道本線/草津、忍者弁当、\950
・京都府、山陰本線/園部、栗めし、\1,100
・広島県、山陽本線/宮島口、あなごめし弁当、\2,160
・長崎県、長崎本線/長崎、ながさき鯨カツとステーキ弁当、\1,404
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