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2016年10月18日22:47

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懐古趣味的音盤紹介、日本編

このところ暇があると中古ショップを巡って古いCDを探している。
90年前後、昭和から平成に替わったあたりのものである。
メチャクチャ仕事が忙しくて、仕事をしているか酒を飲んでいるかという毎日だった。それなのにたくさん音楽を聴き、本を読み映画を観た。
あれはあれで楽しかったし充実していたのだろう、と今になって思う。

ちょうどCDウォークマン(当時はディスクマンという名称だった)が出始めたころだった。
今で云うJ-POP系をいちばん聴いていたのはあの頃ではないかという気がする。

ずいぶん前に書いた洋楽編はこちら。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1229371797&owner_id=3696995

いま改めて聴き直してみると、あの頃の歌手はみんな歌が上手かったなあという印象を新たにした。
歌唱技術がしっかりしているし、声自体に個性がある。
もちろんそうでない人もたくさんいたのだろうが、きっと忘れてしまったのだろう。

辛島美登里/GREEN(1991年)
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悲しい曲の印象が強い。実際は明るい曲も少なくないのだが、翳りのある声自体が悲劇的なので、明るい曲に聴こえないのだろう。
柴田淳の前に悲恋の歌姫というとこの人だったのではないかと思う。
KalafinaのWakanaの声を聴いたときにこの人の声を思い出した。
これは名曲『サイレント・イブ』収録の3rdアルバム。
共作がほとんどない生粋の美旋律派シンガーソングライター。今でも現役で活躍中。歌も声も衰えていない。

森川美穂/Vocalization(1990年)
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歌が上手いといえばこの人だ。とにかくハンパでなく上手い。
ボディのしっかりした声で艶があり、中低音からハイトーンまで発声にムラがない。喉を絞っての無理矢理なハイトーンではないので声に力がある。さらに言葉が聴き取りやすい。そういうもの全てひっくるめての歌唱技術は最高クラスだろう。とにかく聴いていて気持ちがいい。今聴いてもとんでもない実力の歌手だという印象は変わらない。
このアルバムはレコード会社を移籍しての一作目(通算6枚目)。まさにヴォーカリストの才能が開花した感がある。NHKのアニメ『ふしぎの海のナディア』の主題歌が収録されている。
今でも歌い続けているが、大阪芸術大学の准教授として後進の指導にもあたっている。
ちなみに彼女の誕生日は5月5日ということで私と同じ。

遊佐未森/空耳の丘(1989年)
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この人の曲は「聴く童話」とも言われている。ファンタジーというかメルヘンというか、そうした夢か幻のような独特の世界観だ。地声とも裏声ともわからぬ独特の声をしている。ほぼ全編不思議なハイトーンで歌う。
この『空耳の丘』は2ndアルバム。オープニングの短いトラックを経ての『窓を開けた時』が秀逸。初めて聴いたのがこの曲で一発で虜になった。
また、3rdアルバムまでは太田裕美から曲を提供されている。
これは勝手な感想なのだが、3rd『ハルモニオデオン』は村上春樹の小説『世界の終りとハードボイルドワンダーランド』の『世界の終り』と相通じる雰囲気を感じる。
もちろん今でも現役。

谷村有美/Hear(1989年)
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不思議な声をしている。クリスタル・ヴォイスと言われるが、ちょっと違うような気がする。たとえば宝石で言うならムーンストーンのような、色で言うなら乳白色っぽいような気がするのだ。
最近ならmiwaも不思議な声だと思うのだが、最初に聴いたときの印象はさらに強烈だったように思う。
この3rdアルバムから歌のクオリティが格段に進歩した。自分の個性的な声を使いこなせるようになったということなのかもしれない。
今でもマイペースに活動を続けている。

井上昌己/Just Open The Door(1991年)
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昌己は「しょうこ」と読む。
全盛期の松田聖子の声を持つと言われていた。確かに声質は似ているかもしれないが、この人の方が発声が自然で、声の印象ほど甘くはなく凛とした空気を纏っている。軽いシティポップとでも言うべき曲が多く、女性からの支持も強かった。
いちばん気に入っているのがこの4thアルバム。このアルバムから自作曲が増えてくる。
今でもあの当時の声をそのまま維持して歌い続けているというのだから恐れ入る。

Princess Princess/Princess Princess(1990年)
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プリプリの愛称で知られる言わずと知れたガールズバンドの代表格。ほかにも女性だけのバンドは少なくないが、おそらく最も成功を収めたのが彼女たちだろう。彼女たちの成功がなければ今のギャルバン・ブームもなかったかもしれない。
メロディー重視のサウンド作りはロックとは呼べないものなのかもしれない。しかし、あの時代は今よりも女性がバンドをやることに対しての障害が多かったように思うのだ。その逆風に立ち向かっていく姿勢はまさしくロックだったと言えよう。
このアルバムは5枚目にしてセルフタイトルを付けた自信作。改めて聴いて意外にベースがブンブン唸っていることに気付いた。『ジュリアン』が大好きだ。こうした切ない曲も彼女たちの強みだった。
東日本大震災がきっかけとなった再結成とその後についてはご存じのとおり。

ほかにも聴いていたのはたくさんある。
中古ショップを巡ってもなかなか見つからないものもある。
ネットで探せばすぐだろうが、探し歩くというのが楽しいのだ。CDや本はショップに出向いて買うのが好きという昔の人間なのである。
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