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2015年10月27日23:05

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うちの魔女っ娘

毎年この時期になると紹介しているが、うちの魔女っ娘である。
この時期だけでなく一年中飾られている。
縦353、横277、という比較的小さな作品だ。
 フォト
珍しく毒がない。

こういう作品もいいものだ。
うちの壁に飾られているのは原画である。水彩の微妙な色合いはやはり原画でないと味わえない。
アートというものはその美を独占することができる。
そこが音楽や文学とは異なる点だと言えよう。

少女主義的水彩画家たま女史は大阪在住の画家である。
その作品はゴスロリの文脈で語られることも多い。確かにゴスロリ的要素はなくはないが、それで全てを語ろうとするのは極めて危険であることを断っておく。
ゴスロリはあくまでもひとつの要素に過ぎない。
少女という不可思議な生物を通してエロスとタナトスを描いているのである。

ただご本人もゴシック的なものには興味があるようだし、さらに以前はX(エックス)に夢中になっていたこともあるということで、昨年のお誕生日にBABYMETALのアルバムをプレゼントした。もちろんDVD付きの初回限定盤である。
気になってはいたそうで、予想通りハマってくれた。
社交辞令ではないことに、先日のZeppなんばに参戦した。前方のかなりいい場所で見ることができたようで、興奮冷めやらぬ様子のメールをもらったときには嬉しかった。自分がZeppツアーに参戦できない悔しさを晴らしてくれたように思えたものである。

BABYMETALそのものを描くことはないだろうが、もしかしたらその影響が垣間見える作品が生まれるかもしれない。
そんなことを密かに楽しみにしている。

さて、この魔女っ娘だが原画を見た人は極めて少ないと思われる。
個展での展示がなく、とある企画展で展示場の裏手にひっそりと飾られていたからだ。どこかのブランドとTeeシャツのコラボになったり、いろいろグッズにもなったりの人気の娘だったのだが、なぜか原画にはお目にかかれなかったのだ。
それを見つけてしまったのだ。展示場の奥の事務所のようなところで。確かに企画内容とは合わない作品ではあった。もしかしたら画廊でコレクションするつもりだったのかもしれない。
今のところ唯一ヴァニラ画廊以外のところから連れてきた娘である。

深読みは無駄よ、と言われているようなケレン味のない愉しさ。
それでもなぜキノコなのか、なぜオバケの手がハサミなのか、などなどいろいろ解釈したくなる。
こんな楽しい絵の中にもどこかにタナトスが潜んでいるのではないか、などと探してみたくなる。

しかしさ、出したオバケはどうすんのさ?
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