一昨日に続いて今日も福川伸陽・三浦友理枝のデュオ・コンサート。
もともとは福川くんのアルバムに友理枝ちゃんが付き合ったことがきっかけ。当初はレコ発コンサートのみの一時的なデュオだろうと思っていたのだが、ホルンとピアノという珍しい組合せなのにずっと続いている。よほどウマが合うに違いない。
一昨日世界初演の曲ばかり演奏したのに、今日も世界初演が1曲含まれている…。
福川伸陽:ホルン
三浦友理枝:ピアノ
01.宮城道雄(轟千尋編):春の海
02.源田修一郎編:ふるさとの四季
(故郷/春の小川/朧月夜/鯉のぼり/茶摘み/夏は来ぬ/
われは海の子/村祭/紅葉/冬景色/雪/故郷)
03.多忠亮(外山雄三編):宵待草
04.山田耕作(外山雄三編):赤とんぼ
05.酒井健治:Das Lebewohl (世界初演)
<休憩>
06.リスト:コンソレーション第3番(ピアノ・ソロ)
07.ブラームス:バラード ト短調 Op.118-3(ピアノ・ソロ)
08.シューマン:飛翔(幻想小曲集より)(ピアノ・ソロ)
09.リヒャルト・シュトラウス:チェロ・ソナタOp.6
<アンコール>
10.日本古謡(山本昭一編):さくらさくら
前半は日本がテーマ。福川くんのアルバム『ラプソディ・イン・ホルン 弐』からの選曲。
『Das Lebewohl』は二人の委嘱作品で、今回が世界初演になる。
演奏前に作曲者のプレ・トークがあった。ひとことで言うならベートーヴェンの『告別』ソナタの再構成ということらしい。
いやはや、超絶難曲であった…。
『告別』と言われても正直なところよくわからなかったが、耳も目も奪われてしまった。聴いていてワクワクしてくるような、そんな曲だった。
思い返してみると、昨年『ブルー・コンチェルト』というオーケストラ作品の初演を聴いている。これも響きのバリエーションが豊富な作品だったと記憶している。この作曲家には注目していかなければなるまい。
それにしても一昨日8曲の初演曲を演奏し、今日もまた難曲を初演。この二人のポテンシャルはいったいどうなっているんだ?
後半は友理枝ちゃんのソロから。
リストのコンソレーションの演奏は急逝した恩師に捧げられた。
彼女に最も影響を与えた先生だったそうで、もしこの先生がいなければわれわれが彼女の演奏を聴くこともなかったのかもしれない。ヴェラ・ゴルノスタエヴァ女史に感謝するとともに、女史の冥福を祈る。
(このエピソードはステージでは語られず、twitterで呟かれていた)
シュトラウスのソナタは遠藤真理ちゃんの演奏でしか聴いたことがない(たぶん)。
それをホルンでやってしまおうというのが福川くん。いくら音域が近いと言ってもねえ。機能的に全く違う楽器なのだから大変だったろう。きっかけを作ったのは友理枝ちゃんっぽいが…。
福川くん、大熱演。まるでホルンのためのオリジナルのようだ。曲自体シュトラウスの若書きなので才気と適度なロマンティシズムに溢れていていい曲なのだ。
アンコール『さくらさくら』。
BABYMETALの「キツネ〜、キツネ〜、私はメギツネ、女は女優よ〜」というのが思い浮かんできてしまってヤバイ。『メギツネ』という曲のブレイク部分が『さくらさくら』のメロディーでこの歌詞が乗るのだ。
これで友理枝ちゃんとベビメタがつながったぞ、と。ホントか?
この二人、引き出しが多いな。
ボケとツッコミの役割が確立したMCも楽しい。
このデュオはまだまだ続くね、きっと。
さて、リリアの音楽ホールには初めて来たが、とてもいいホールだ。
響きもいいし、内装もいい感じだ。
うちからは意外に行きやすいのだが、平日の夜となると少々厳しいのが難か…。
ところで、昨夜からたぬ〜が体調を崩し、今回は一人での参加となってしまった。
実は一昨日の午後から私が胃腸をやられ、それと入れ替わるようにたぬ〜が不調に陥ってしまったのだ。
高熱というわけではないのだが、体の節々が痛いのがつらいようだ。
明日は大阪の予定なのだが、どうなることやら…。
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