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2015年01月15日22:30

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病気だから仕方がない

かなり重篤な症状だとわれながら思う。どうやら感染力が高く、特効薬はないらしい。
病気だから仕方がない、ということで済ませるしかないようだ。
最近ではTVやネットで取り上げられるようになった。それだけ罹患者が多いということなのだろう。日本だけでなく、というよりむしろ海外で流行っているようだ。

ベビメタ病である。

罹患して一年近くになる。
実はミウラユリエ病にも罹っているのだが、これはもう慢性化していて症状は安定している。

ベビメタの話題ばかりになってしまうことはご勘弁いただきたい。
仕方がないのだ、病気だから。

われながらこのハマりっぷりには驚いている。
周りからは呆れられているのかもしれないが、これってかなり楽しい。
楽曲やパフォーマンスのグレードが高い、三人がそれぞれカワイイ、というのはあるが、サクセスストーリーを一緒に体験しているような気になれるのも大きいのではないかとも思う。

ベビメタはアイドルなのか、ということがよく話題になるが、あのパフォーマンスのレベルは一般的なアイドルとしてのレベルを遥かに超えている。そういう点ではアーティストと言うべきであろう。
しかしベビメタは理想的なアイドルを具現化しているとも言える。
彼女たちは握手会などのファンとの接触イベントを行なわない。ライヴでのMCは一切ない。親しみやすいアイドル、会いに行けるアイドル、という近年の風潮を逆手に取り、ファンとの間に明確な一線を引くことで本来のアイドル性を高めている。70年代のアイドルのように手が届かないものとして存在しているのだ。
彼女たちはBABYMETALとして人前に出るときには素の自分を全く出さない。ぐだぐだのMCで世界観をぶち壊すようなことは絶対にない。だから安心してメタル・レジスタンスというヒロイック・ファンタジーの主人公に感情移入ができるのだ。

もちろんYUIとMOAは現在も「さくら学院」に在籍しているわけで、そちらでは水野由結・菊地最愛として活動している。
ベビメタからさくら学院に流れているファンも多いと聞く。私はYUIとMOAの日誌(ブログ)は読むが、さくら学院にはさほど興味はない。この春で二人が卒業すれば(さくら学院は義務教育終了と同時に卒業することが定められている)、由結・最愛としての素顔に近い部分を見ることはできなくなるだろう。SUのように謎めいた存在になるかもしれない。そうなるとBABYMETALとしての孤高性がより高まるようにも思う。

ところで、先週リリースされた映像作品とライヴCDが好調なチャートアクションを見せているらしい。
Blu-rayは週間1位で、女性最年少記録(15.7歳)ということらしい。
ライヴCDはオリコン3位で、女性のライヴ盤のトップ3入りというのは24年ぶりなのだそうだ。
そうした記録にはあまり意味はないと思うが、24年ぶりというのはちょっと驚きだ。24年前はWinkだそうだ。そもそもライヴ盤自体のリリースが少ないのだろうし、映像作品に代わられてしまったというのもあるのだろう。なのでこの数字にはあまり重きを置かない方がいい。
ただ、公式アルバムの2枚目がライヴ盤というのは凄いことのように思える。

国内でもかなり知られるようになってきたようで、そのぶんアンチも増えているようだ。
まあ、アンチが増えるというのも人気の裏返しということだから「こいつら可哀想に」という優しい目で見てあげればよい。
好き嫌いはあって当然だと思うが、貶めるような書き込みはいかがなものか、と思う。
嫌いなら無視すればいいものを、いろいろ言いたくなるというのはどこかで気になっているということなのだろうな。

「パパと結婚したいなんて気持ち悪い」というような書き込みがあったが、歌詞をよく聴けよと言いたい。
父親をおだてておだてて物を買わそうという娘の作戦ではないか。「あたし、パパのお嫁さんになるんだ」というのは究極の禁断技なのだ。それこそが『おねだり大作戦』である。裏を返せば娘に父親と結婚したいという願望などこれっぽっちもない。物を買ってもらうために父親心をくすぐっているだけなのだ。その非情さゆえに曲中でも小悪魔という言葉が出てくる。しかも「ママに内緒でゲットしよう」である。
ちなみにこの曲はYUIとMOAによって歌われる。SUでは脅しているようになってしまうのだろう。
強烈な曲であるのは確かだ。
パパが本当のパパかどうかということは考えてはいけない。本当のパパでなかったら実に恐ろしい曲になってしまう。

ま、それはそれとして、ベビメタがアイドル界に一石を投じたのは確かだろう。
AKBグループとももクロを筆頭にアイドル・グループと言われるものはごまんとある。地下アイドルやご当地アイドルを含めると凄まじい数になるに違いない。TVやメディアに露出したりするようなアイドルはごく一部である。
世の中にはアイドルオタクなるものもいて、ドルオタと呼ばれるらしい。
私はアイドルに特に興味はない。
コンテンツとして優れているならアイドルだろうがなんだろうがそんなのはどうでもいい。
AKBグループの曲は学芸会レベルだと思うし、ももクロのアルバムは最後まで通して聴けたことがない。
そんな私が注目するものをちょっと紹介すると、、、

でんぱ組inc.は歌は決して上手いとは言えないが、でんぱソング(?)という独特のアッパーな世界観を持っているのでおもしろい。オーディションで集められたアイドル・エリートではなく、秋葉原のメイド喫茶や小さなステージで実績を積み上げてきた。開き直った強さというか弾けっぷりがイッちゃっていて、結構爽快感がある。どうせあたしら失うものなんか何もないんだ、という覚悟を決めたようなガチなパフォーマンスには心を打たれるものがある。日本のポップカルチャーを音楽化したグループとして海外からも注目を集めているそうだ。メンバーは6人、武道館でライヴを行なった実績もある。

仙台を拠点にするドロシー・リトル・ハッピーはまだブレイク前というところか。派手さはないが、清楚な雰囲気が特徴。可愛さではなく美しさを前面に出そうとしているのだろう。露出度の低いシンプルなシルエットのコスチュームが多く清潔感がある。見た目よりもずっと若いグループだ。楽曲に恵まれて一皮むければブレイクしそうな感はある。メンバーは5人、ZeppDiverCityTokyoがいちばん大きなハコ。

クラウト・ロックに影響を受けている「ゆるめるモ!」というユニットも気になる。まだまともに聴いたことはないのだが、クラウト・ロックと聞くとどうしても反応してしまうのだ。詳しくは書かないが、クラウト・ロックというのは70年代ドイツの前衛的なロックのことを言う。どうやら10分を超える長尺の曲もあるらしい。メンバーの移動が激しいのが難だが、気になる存在ではある。現在のメンバーは6人のようだ。いちばん大きなハコは恵比寿のリキッド・ルームあたりか。

あとは純粋なアイドルとは言えないのだが、声優ユニットの「ゆいかおり」に注目している。小倉唯と石原夏織という声優二人なのだが、そのへんのアイドルよりもアイドルっぽいルックスである。砂糖菓子のようにフワフワな声とクッキーのようなサクサクな声のコンビネーションが絶妙で、歌の上手さという点でも先のグループを一歩抜きん出ている。アニメ・オタクや声優オタクといった強力な支持基盤を持っているのも強みかもしれない(それがイメージダウンになるリスクもあるが)。

他にももっとメジャーなフィールドで活動しているアイドルグループはたくさんある。
ちょっと見ただけで判断するのは危険ではあるが、たいていはAKBやももクロの方法論を踏襲しているに過ぎないように見えてしまう。もっともドルオタは新しいものを求めているわけではないのかもしれないのだが。
アイドルのままアーティストになりうることはベビメタの3人が証明した。ベビメタは奇跡だったとしても、その成功は多くの関係者に勇気を与えたことだろう。
ただなあ、これから女子メタル・バンドがたくさん出てきそうな気がするなあ。実力のあるバンドが出てくれるならいいが…。カワイイ子ばかりでブルータルなメタル・サウンドを奏で、クリーン・ヴォイスとデス・ヴォイスの両方で歌えるシンガーがいたら個性的だろうな。ウケるかどうかはともかく…。
まあ、デス・ヴォイスは喉を傷めるから若い女の子には勧められないけど。
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