今年最後のコンサートは千葉。
まだ今の状況では酷な遠出だが、まあ電車に乗っていれば連れて行ってくれるので、楽だとも言える。
2014年を締めてくれるのはこの人。
ピアニストの三浦友理枝。
今日はエレクトーンの渡辺睦樹氏とのジョイント・コンサート。
今年も何度も共演しているのだが、われわれが聴くのは2011年以来となる。
<ピアノ・ソロ>
01.エルガー:愛の挨拶
02.シューマン:トロイメライ
03.シューマン:飛翔
04.シベリウス:樅の木
05.グリーグ:アリエッタ
06.グリーグ:蝶々
07.グリーグ:家路
<エレクトーン・ソロ>
08.ドビュッシー:月の光
09.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
10.渡辺睦樹:コミカルトレイン
11.ガーシュウィン:3つのプレリュードより第1番
<休憩>
<ピアノ・エレクトーン・アンサンブル>
12.チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23
<アンコール>
13.バッハ/グノー:アヴェ・マリア
まずは友理枝ちゃんのソロは新譜『MINIATURES』から。
『トロイメライ』はなかなかの遅さ。
やはり『樅の木』はいいね。
エレクトーンというのはYAMAHAの登録商標なので、普通は電子オルガンという。
デジタル時代になってからのエレクトーンは凄い。リアルな楽器の音源が搭載されているので、一人オーケストラが可能なのだ。
渡辺氏はそのエレクトーンの名手。
12歳のときに作曲したという『コミカルトレイン』はなかなかおもしろい曲だった。
さて、エレクトーンの一人オーケストラとチャイコフスキーのピアノ・コンチェルトをやってしまおうというのがプログラムのメイン。
かつて聴いているので驚きはないが、さすがだと思う。オーケストラパートをどう再現させるかはやはり奏者のセンスによるのだろう。これはこれで楽しい。
対するピアノはどうなのだろう? やりにくさとかないのだろうか。逆にやりやすいとか…。
もっともガチで勝負というのは彼女らしく変わらない。
このコンチェルトは11月にいわきで聴いたばかりだが、やはり上手いな。
ことに第3楽章が抜群に上手い。こういう舞曲風の曲をとても上手く弾く。タイム感覚に非凡なものがあるのだろう。
今日の彼女はずいぶん気合いが入っていたようだ。
聴いていた場所にもよるのかもしれないが、エレクトーンの音量をもう少し上げても良かったのではないかという気がする。
アンコールは友理枝ちゃんがバッハのプレリュードを弾き、渡辺さんがメロディーを奏でるというアヴェ・マリア。とても美しい仕上がり。
クラシック好きの中にはこうした組み合わせに眉を顰める向きもあろう。
私はこういうのがあってもいいと思う。
これが実際のコンチェルトの代用になるとは思わないが、全く別物として楽しめる。
オーケストラのパートをエレクトーンがどう再現するのか、というのはなかなか興味深い。ある種のクロスオーバーとして鍵盤異種格闘技戦のような火花が飛ぶような瞬間がいくつもある。
ソリストとエレクトーンの共演を広げる意味のあるプログラムだったと思う。
ピアノやエレクトーンを習っているのだろう、小さな子が多かった。
そのわりにと言っては失礼だが、思いのほか静かだった。
年末の挨拶を済ませ(彼女のご両親にもご挨拶を済ませ)、今年の全日程終了。
来年はリサイタルが多く予定されているという。
まだまだ楽しませてくれそうだ。
千葉は遠い。
近いようで遠い。
帰りは国分寺の行きつけの北インド料理店で食事。
すると年末年始の営業案内を書いてくれと頼まれてしまった。
言われるがままに書いたのだが、こういうことがあると字が下手なのが情けなくなる。
う〜ん、少しの間貼り出されるのかと思うとちょっと恥ずかしい…。
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