久しぶりのコンサート。
Triniteのライヴ以来1ヶ月ぶりである。
日曜のマチネーというのはなかなか良い。
京王線若葉台駅からほど近い稲城市立iプラザという場所。
うちからはそんなに遠くはないが、都心からだとちょっと遠いだろうか。
お馴染みの漫才コンビ、ではなくホルンとピアノのデュオである。
そう、あの二人だ。
福川伸陽:ホルン
三浦友理枝:ピアノ
01.グラナドス:アンダルーサ
02.ショパン:ノクターン第2番 変ホ長調 作品9-2(ピアノ・ソロ)
03.R.シュトラウス(福川編):ひとりぼっちのティル・オイレンシュピーゲル(ホルン・ソロ)
04.鈴木優人:ホルンとピアノのための断片的小交響詩『世界ノ雛形』
<休憩>
05.シューマン:アダージョとアレグロ 変イ長調 作品70
06.ベートーヴェン:ホルン・ソナタ ヘ長調 作品17
07.ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 作品19より、第4楽章
08.ビゼー(ローゼンブラット編):カルメン・ファンタジー
<アンコール>
09.ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 作品19より、第3楽章
10.ファリャ:ポロ(スペイン民謡組曲より)
このデュオ、よく続いているなあと思う。
MCではボケとツッコミの役割が確立しているが、音楽的にはガチ勝負である。
だからこそおもしろい。
友理枝ちゃんがピアノを弾いてりゃ何でもいいのかというと、そういうわけではないのだ。
ホルンというのは難しい楽器である。
福川くんにはミストーンがほとんどない。当たり前のことのようだが金管にとってミストーンを失くすということは非常に難度の高いことなのだ。
アンダルーサのホルン版は初めて聴いた。
あの曲調にホルンの音色は合う。
ショパンのノクターンはもちろんピアノ・ソロ。
相変わらず甘さを排したショパン。甘くはないがリリカルで美しい。
福川くんが編曲した『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』は、20分余りの曲を3分に圧縮。ということでティルの紹介の後は悪戯もしていないのに逮捕され絞首刑にされるという理不尽なストーリーになっている(笑)。
鈴木優人の新作は二人からの委嘱作品とのこと。R.シュトラウス生誕150年に寄せて、なのだそうだ。
谷川俊太郎の『世界ノ雛形』66の詩に基づいた作品。曲も66の掌品集とでも言うべきもの。特殊奏法も交えたユニークな作品である。
プロジェクターで詩を映しながらの演奏。友理枝ちゃんはPCを操作しながらで、大変だったことだろう。
後半はシューマンから。
この組み合わせの曲としては有名なもの。
シューマンらしいロマンティシズムに溢れている。二人とも歌心豊かな演奏だった。
ベートーヴェンのホルン・ソナタは初めて聴いた。というよりその存在を知らなかった、たぶん。
若いころの作品で、軽快で魅力的な曲だった。
ラフマニノフはホルンもピアノも超絶技巧。チェロ・パートをホルンで奏するのは大変なことだろう。
いずれは全曲を聴きたいものだ。そう遠いことではあるまい。
カルメン・ファンタジーの編曲者ローゼンブラットは現代ロシアの作曲家なのだそうだ。
メロディーをフェイクしまくりの編曲は痛快。クラシックというよりジャズのノリか。音数も多く、これも超絶技巧を要求されるのだろう。
アンコールも含めて楽しいコンサートだった。
ちなみにこのホール、福川くんのアルバム『ラプソディ・イン・ホルン 弐』(ピアノは友理枝ちゃん)、友理枝ちゃんの最新アルバム『MINIATURES』を録音したところでもある。
響きのいいホールである。
しかし、このデュオはおもしろい。
このデュオを次に聴けるのは来年1月24日の川口リリアかな。
すでにチケットは予約済み。
https://www.lilia.or.jp/event/2015/20150124/index.html
福川くんとのデュオももちろんいいのだが、賜紀ちゃん真理ちゃんとのトリオも忘れないでおくれ。
さて、次の友理枝ちゃんは19日に佐倉でソロ・リサイタル。
その前の週はいよいよBABYMETAL!
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