小さいころから今までアイドルに入れ込んだことはない。
70年代のアイドル全盛時代、歌番組はいろいろ見てはいたが、特定のアイドルに入れ込むということはなかった。
敢えて言うなら太田裕美だろうが、彼女はアイドルとはちょっと違うように思う。ピアノの弾き語りというデビューの仕方もアイドルらしからぬものだったが、まあいい、入れ込んだとすれば彼女くらいだ。そうは言っても、ポスターを貼ったり、出ている雑誌を買いまくったりなどということはなかった。
中学のときには天井にレッド・ツェッペリンのポスターを貼っていた。
本来の意味でのアイドルということでは、ドラマーのビル・ブラフォードだった。
彼はいつだって憧れの存在であったし、それだけに実際に会って握手をしてもらったときは感極まるものがあった。
そしてもう一人挙げるなら、ピーター・ハミルであろう。
女の子大好きのぐいりぃさんのことだから若いころはさぞかしアイドルに入れ込んだのだろうと思われそうだが、実はそんなことはなかったのだ。
女性のポスターを貼ったのは二度きり。
ひとつはスティーヴィー・ニックス。フリートウッド・マックの歌姫のソロアルバム『麗しのベラドンナ』のジャケットの絵柄のポスター。白いドレスを着て腕に白いハトを停まらせているという図柄が美しかったからだ。
もうひとつは女優のソフィー・マルソー。まだ少女だった時代、あどけなさと大人っぽさと、その表情に潜む翳りが素敵だった。
確かそのどちらもたぬ〜は見たことがあるはずである。
あと、ポスターではないが、カーラ・ボノフの『囁く夜』のLPジャケットを飾っていたこともあった。
せいぜいそんなもん。
小さい頃はともかく、アイドルにさほど関心がなかったというのが当たっている。
やっぱ歌がねえ、、、と言いたくなってしまうわけだし。
踊りって必要あんの、とナナメに見たくなってしまうわけだし。
まあ、アイドルというのは自分にとって必要なものではなかったのだ。
しょこたんはアイドル?
彼女はいいね。肩入れしているのは誕生日が一緒というのも大きいけど。
だからなんでこんなにBABYMETALに入れ込んでしまったのか不思議でならない。
歌は上手い。それにあの激しいダンスは一見の価値アリだ。
体育会的なノリのももクロはたいしたものだと思っていたが、ベビメタはそれを超えた。
そしてやはり女くさくないところがいいのだろうと思う。彼女たちは少女という不思議な生き物としてカワユイのだ。その「女性」を感じさせないところがいいのではないかと思う。恋の歌がないというのもアイドルとしては珍しい。
まあ、一生懸命さというのが見ていて伝わってくるんだな。
何を言っても言い訳にしか聞こえないだろうが。
ところで、お転婆娘のお父さんがBlu-rayプレイヤーを買ってきたのだそうだ。
家族に言わずにだったようだが、お咎めなしどころか、好評だったらしい。
まあ、ベビメタのライヴを見るためというのだからたいしたものだ。
「みゆきのお父さんとは話が合いそうだ」と言うと、
「うん、お父さんもそう言ってた」だそうだ。
「ベビメタのぶるーれい貸すよ」と言ってくれたのだが、実はもう持っている。
彼女の家ではBlu-ray導入がまだだと聞いていたから敢えて言わなかったのだ。
このごろ彼女はキツネサインを作ってベビメタになりきっている。
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