今夜は銀座の王子ホールにてフランス・オペラのヒロインたちを聴く。
ヒロインを演じるのはメゾ・ソプラノの林美智子。
林美智子:メゾ・ソプラノ、朗読
河原忠之:ピアノ
01.グノー:『ファウスト』より
花の歌
02.ベルリオーズ:『ファウストの劫罰』より
トゥーレの王
愛に燃え上がる炎が
<休憩>
03.ビゼー『カルメン』より
第1幕への前奏曲(ピアノ・ソロ)
ハバネラ
セギディーリャ
04.サン=サーンス:『サムソンとデリラ』より
春は目覚めて
愛の神よ! 私を助けにきておくれ
あなたの声に心は開く
この人の場合、立ち居振る舞いを含めて歌なんだな。
まさしく「ヒロインを演じて」いる。オペラで歌うことの多い歌手であれば当たり前のように思えるが、自然にということになるとやはり難しいことなのだと思う。
表情も豊かだしね。
CDではパッケージしきれない音楽。
ステージに引き込まれる。
歌の前に歌詞を朗読するという趣向。朗読も巧みだが、もっと歌を聴きたかったと思わなくもない。
マルグリート、カルメン、デリラ、それぞれ個性の異なるヒロインを演じ分けるのもさすが。
小粋な振る舞いがカルメンにとてもよく似合う。
最後の『あなたの声に心は開く』がよかったなあ。
会場もアットホームな雰囲気で、小さなサロンで聴いているような、そんな感覚。
フレンドリーな空気感が心地いい。
名手河原氏のピアノもさすがの上手さ。
あの大きな体と太い指でチャーミングなピアノを弾く。
会場にはソプラノの幸田浩子さんが来ていた。
残念なことに来年度の王子ホールの主催公演リストから消えてしまっている。最後の挨拶の感じだとまだ続くような感じだが…。
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