めっちゃ体調が悪く、予定を全てキャンセルしてしまおうかと思った。
少なくとも朝起きたときにはそのつもりだった。
それでもしばらくホケーっとしているといくらか元気が出てきた。
というわけで、これだけは行っておこうと家を出た。
エマージング・ディレクターズ・アートフェア「ウルトラ005」というアートフェア。
場所は表参道のスパイラルガーデン。
オクトーバー・サイドとノヴェンバー・サイドに分かれていて、今はオクトーバー・サイドが開催中。
会期は10月27日(土)から30日(火)まで。つまり今日が初日。
http://systemultra.com/plusultra/ultra/
出展単位は作家ではなく、ディレクター。
様々な画廊のディレクターがそれぞれのコンセプトでブースを飾る。
これはちょっと珍しい企画なのではないかと思う。
ブースの数は30。
行こうと思ったのは、そこに田口葉子女史がエントリーしていたからだ。
田口さんはあのヴァニラ画廊のディレクターである。エロティシズムとフェティシズムのアンダーグラウンド・アートの画廊には似つかわしくない美女なのだ。
出展作家は以下の通り(50音順、敬称略)
・朝倉景龍
・たま
・ぴんから体操
・福山フキオ
・水元正也
・山下昇平
そう、少女主義的水彩画家たま女史の作品も飾られているのだ。
まず田口さんのブース(No.23)に直行。
「くじけそうになってました」と歓迎してくれた。
ちょっと無理をしてでも行った甲斐があった。
画廊を背負っているだけでなく、作家さんたちも背負っているのだから、責任を感じるのだろう。
しばし談笑して一回りしてくることにする。
30のブースそれぞれ個性的だ。
日本のアートも活況である。
しかし、気に入るものというのはそうそうあるものではない。
そういうものだろうし、それでいいと思う。
時間があればもっとじっくり観たいと思わせてくれるものも少なくなかった。
全体を見て田口さんのブースに戻ると、やはりヴァニラ画廊は特殊だと思う。
専門特化して突っ走っている。その存在意義は大きい。
しかし、こういうフェアで一般受けするかというと、それはまた別問題なのかもしれない。
それでも田口さんはおとなしめのものを選んだのだと思う。一般展示に差し障りがなく、それでいてヴァニラを代表するような作品。難しい選択だったと思う。会場の中でも異彩を放っていたということは、ファンとしては嬉しい限り。
以下、ヴァニラ画廊のページを参照されたい。
http://www.vanilla-gallery.com/vanilla-gahou/gahou/2012/10/-005.html
さて、たまさんの作品だが旧作2点。
1点は前々回の個展『Gallows』のタイトルになった大作の首吊り少女。
そしてもう1点は『Fancy Cake』。
懐かしい感じがする。細密な水彩画。鮮やかな色彩に潜む毒。
初めてヴァニラ画廊に行ったのが『Gallows』のときだったと思い出す。
朝倉景龍氏が作品について熱く語ってくれたよ。
完成したのは今日だったそうだ。
なんにせよ、ヴァニラは個性的だ。
いつもと勝手が違うだろうが、あと三日がんばってほしいと思う。
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