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2012年09月15日22:53

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70年代カバーの決定盤?

悲しい歌を作らせたら右に出る者がない。
そんなシンガー・ソングライター柴田淳(通称しばじゅん)。
そんな彼女が満を持してカバー・アルバムをリリースすることになった。
それがなんと70年代名曲集。これでもか、と集めた名曲ばかり。
ざっと並べてみると。(曲順は未定)

・東京(マイ・ペース)
・スカイレストラン(ハイ・ファイ・セット)
・みずいろの雨(八神純子)
・飛んでイスタンブール(庄野真代)
・Mr.サマータイム(サーカス)
・あなた(小坂明子)
・木綿のハンカチーフ(太田裕美)
・青春の影(TULIP)
・秋桜(山口百恵)
・22才の別れ(風)
・異邦人(久保田早紀)
・迷い道(渡辺真知子)
・卒業写真(荒井由実) ※初回限定盤のみ収録

いやあ、よくもこれだけ並べたものだと思う。
コンサートのアンコールでアカペラ・カバー大会があったりして、カバー・アルバムが待たれていたのは確か。歌っていた曲から、実現したらおもしろいものができるだろうなと思っていた。
私としては『木綿のハンカチーフ』と『異邦人』が嬉しい。どちらも当時入れ込んだ曲である。それぞれいろいろな人がカバーしているが、両方いっぺんにやった人っているのだろうか?
『迷い道』も『みずいろの雨』もいいね。歌唱力勝負のあの曲をどう歌うのか?
それに何と言っても注目は『スカイレストラン』。ユーミンの曲だけど、ハイ・ファイ・セットならではの曲だよね。あの当時大人の歌だなあって思ったっけ。

ハイ・ファイ・セットには一時期入れ込んでいたことがある。
お洒落なサウンドと綺麗なハーモニーと短編小説のようなストーリー性が新しかった。
山本潤子さんは今でも素晴らしいシンガーだが、若いときからちょっとウェットな声が素敵だった。ユーミンの曲などは本人よりもその世界に相応しい歌だったと思う。
あの事件さえなければね。。。
解散は仕方がないにしてもあの事件さえなければ。。。
ハイ・ファイ・セットの旧譜がなかなかリイシューされないのはあの事件が原因だと噂に聞いたことがある。
メンバーの起こした事件は非難されるべきものであるが、もう長い時間も過ぎた。罰を受け、償いも済んでいることだろう。もちろん再結成は無理だろうし、望んではいないが、過去の実績は正当に評価すべきではないかと思う。

おっと、閑話休題。

しばじゅんは古き良き時代のシンガー・ソングライターのたたずまいを持っている。
無闇に横文字を使わず、日本語の響きを大切にする。悲しい恋の歌が多いのだが、ストーリー・テラーでもある。そして、美メロ量産型の作曲家なのである。
などとしばじゅんの特徴を挙げていくと、彼女の音楽のルーツは70年代にあるのかなあ、などと思う。つまり、大量生産・大量消費となる前の音楽。
そして、これだけの曲を集めたということはシンガーとしての自信が成せる技だと思う。だいたいこういうアルバムにはマニアックな曲がいくつか含まれるものである。誰もが原曲を知っている曲ばかりということは、簡単に比較されるということなのだ。比べられても大丈夫、自分の世界を作っている、という自信があるのだろう。

しばじゅんは老若男女幅広い層から支持されている。
オリジナル・アルバムはすでに8枚リリース。収録曲は全て彼女のオリジナル。くどいようだが、作詞作曲全て彼女一人による。
メディアへの露出も多くなく、チャートを席巻するわけでもない。しかし、国際フォーラムAホールを満席にしてしまうほどの人気なのだ。

まあ、なんにしても10月末のリリースが楽しみだ。

写真は現時点でのいちばん新しいアルバム『僕たちの未来』。
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