今日は東京アマデウス管弦楽団というアマオケのコンサート。
もともとはゲルハルト・ボッセが指揮する予定だったのだが、急逝により弟子の石川星太郎が指揮者として招かれた。
ソリストにチェロの遠藤真理嬢が招かれていたので、チケットを取るつもりだったのだが、先月号のぶらあぼで先着招待をやっていたので、応募してみたら招待されてしまったというわけ。
ラッキーだけど真理ちゃんには内緒。
石川星太郎指揮、東京アマデウス管弦楽団
チェロ独奏、遠藤真理
01.メンデルスゾーン:序曲『美しいメルジーネの物語』
02.ハイドン:チェロ協奏曲第1番 ハ長調
<休憩>
03.シューベルト:交響曲第8番 ハ長調 『ザ・グレート』
序曲→協奏曲→交響曲というオーセンティックな構成。
メンデルスゾーンというのはホントに天才だね。
序曲ひとつとっても完璧だよ。非の打ちどころがない。それが欠点だと思えてしまうほど。
オーケストレーションも上手いし、メロディーも綺麗だし、情景描写も巧みだ。
『フィンガルの洞窟』や『真夏の夜の夢』ほど知られてはいないが、この曲も遜色ない。
しかし、このオケ上手いぞ。出だしは心許なかったが、ぐんぐん調子を上げてきた。これには驚かされた。
ここでわれらが真理ちゃん登場。
余裕綽々の様子で、ハイ・テンションでチェロを歌わせる。暖かみのある音色で、歌心たっぷりだ。
これはオケも含めて名演だったのではないだろうか。
シューベルトのシンフォニーは番号が変わったんだね。まだ馴染まないな。
馴染まないということでは『ザ・グレート』という副題の方がもっと馴染まない。
天国的に長く抒情的なこの曲にこの言葉の響きは似合わない。敬意を表しているのはわかるのだが。
大好きな曲である。ことに切ない第2楽章がいいね。
マーラー以前のシンフォニーでは最も素晴らしいもののひとつだろう。全編歌えるメロディーで作ってしまった大交響曲。私はマーラーのシンフォニーのルーツをここに見る。
第1楽章はテンポが速めかと思ったのだがそうでもなかったらしい。
全曲ほぼ1時間、集中力を維持しダレることのない力演だった。
弦が上手いし、木管も安定している。アマオケとはいえ侮れない。かなりレベルが高い。それどころか知らずに聴いていたらプロだと思ってしまうだろう。
金管の弱音が覚束ないところもあったが、金管がウィークポイントになりがちなのはプロでも同じ。
推進力の強い指揮ぶりを見せた若い指揮者の健闘も称えたい。石川星太郎という名前は覚えておくといずれいいことがあるかも。
いいコンサートだった。
このオケには注目してみたい。
お金と時間を使ってでも聴きに行く価値が十分あるオケだと思う。
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