mixiユーザー(id:3696995)

2011年11月29日22:50

78 view

年を取ってもお盛んなことで

68歳だというのにお盛んなことだ。
ミック・ジャガーが新しいバンドを始動させるというので楽しみにしていた。9月末にはリリースされていたのだが、聴くのが遅くなってしまった。

バンド名はスーパーヘヴィ(SuperHeavy)。
カッコいいという感じはしないが、ストレートな力強さといったものは伝わってくる。

とにかくメンバーの多様性に驚かされた。
ミック・ジャガー、言わずと知れたローリング・ストーンズのフロント。ロック界を代表するヴォーカリストというのに異論はあるまい。
デイヴ・スチュワート、ユーリズミックスで知られるギタリスト兼プロデューサー。才人である。
ジョス・ストーン、若きソウル・ディーヴァ。デビュー時には16歳とは思えぬ深い声にひっくり返ったものである。
ダミアン・マーリー、あのボブ・マーリーの息子。レゲエ界のカリスマDJ。
A.R.ラフマーン、インド出身の音楽家。『スラムドッグ$ミリオネア』の映画音楽で知られる。
以上の音楽性(ロック、ソウル、レゲエ、インド音楽)と世代を異にする5名が正規メンバー。デイヴ・スチュワート以外は「歌える」メンバーである。
リズム・セクションはダミアンのグループのメンバーが担当しているらしい。

まさにミクスチャーである。

難しいことを考えずに、一風変わったサウンドと、4人のヴォーカリストの掛け合いを楽しめばいいのではないかという気がする。

それにしても驚くべきはミック・ジャガーだ。とても68歳とは思えない若々しさ。
挑戦的な声は健在。なおかつ、激動の時代を生き抜いたゆえの余裕すら感じる。
もともとローリング・ストーンズというバンドは、リズム&ブルースの白人的展開をテーマにしていたわけで、黒っぽい音楽になることは予想ができた。今回のバンドもミックの目指していたもうひとつの形と言うことができるのかもしれない。
それにしても、ミックが21世紀に生きているだなんて、全く想像できなかった。
極端な話、40を超えて生きているミック・ジャガーなどありえないと思っていた。とても長生きできるなんて思えなかったわけだが、ミックもキース・リチャーズも元気である。
たとえば、30年前、ジジイになったミック・ジャガーなんて想像できたかい?
いや、トシは取ったが、ジジイではない。とんがっている。さすがだ。

もうひとり抜群の存在感を見せるのがジョス・ストーン。
紅一点というだけでなく、声そのものに存在感がある。むしろミックが彼女の歌に触発されたのではないか、と思う部分も少なくない。素晴らしく深い声だ。
ちなみに最年少の彼女はミックと44歳の差がある。デビューして8年になるが、まだ24歳。
このアルバムの最大の聴きどころがミックとジョスの掛け合いであることは間違いのないところだろう。

サウンド面ではラフマーンの貢献が大きいように思う。キーボード・アレンジが斬新で、シンフォニックな響きが聴こえることもあり、そのミスマッチが絶妙である。

そんなに目立つわけではないが、ときとして聴こえるヴァイオリンがいい感じだ。

継続的な活動をするのかどうか、ライヴを行なうのかどうか、コメントは出されていない。
一時的なプロジェクトにしてしまうにはもったいない。
とはいえ、ある意味スーパーバンド、スケジュール調整が難しかろう。
たぶんミックはこの先まだまだ元気でいるだろう。
彼が声をかければみんなすぐに駆けつけるのではないか、そんな気もするが。
1 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2011年11月>
日 月 火 水 木 金 土
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930