デビューアルバムから1年も経たないうちに、ギャルバンのSCANDALが2ndアルバム『Temptation Box』を出してきた。
実はデビューアルバムに対して私は結構辛口なコメントをしていた。
今でもその感想自体は間違っていないと思うのだが、久々に聴き直してみたら、言ったほど悪くないと感じた。というか、なかなか良い。
というわけで、先々週発売日前に2ndアルバムをゲット。
これまでの間にいろいろ経験を積んだそうだから、それがパッケージされているのだろうと想像していた。
元々技術的にはしっかりしたものを持っていたので、技術面での向上といった点はあまり感じないが、バンド全体として「引き」を覚えたことで、パフォーマンスの幅が広がったのではないかという印象だ。
声質の異なるツイン・ヴォーカルの使い方もこなれてきている。メインは姉御っぽい声で、一方はアニメ声。
リズム・セクションも強力で、彼女たちはロック・サウンドのキモが何であるかをよくわかっていると思う。
バンドとしてのスキームがきっちりしていて、さらにサウンド・バリエーションも豊富になってきている。カラフルではあるが、全体的に骨っぽい音だ。
等身大というか、背伸びをしたちょいワルな雰囲気が仄見える歌詞もよい。
ちなみに、ギャルバンとはガールズ・バンドのこと。
花盛りである。とはいえ、全体から見たら少数ではあるだろう。
海外でも女性だけのバンドはそれだけで話題になってしまうくらいだから、まだまだ多いとは言えないのだろうと思う。
女性だけでバンドをやる、これ自体が「ロック」と言えるのかもしれない。
それにしても、SCANDALのアルバム販売方法には今回も疑問が残る。
前回同様に3種のバージョンがある。
・通常盤:CDのみ
・初回限定盤:CD+DVD
・完全生産限定盤:CD+写真集
つまり、ファンは初回と生産限定の2種を買わなければならない。もっとも、コアなファンは関係なく全て買うのだろうが…。そもそも、J-POP系主流とも言える通常盤と初回盤という売り方はどうにかならないものか。
まあ、これも遊び心だと思えばいいのかもしれないが…。
とはいえ、今回の写真集は注目である。というのも蜷川実花が撮影しているのだ。蜷川実花といえば、もはやあの蜷川幸雄の娘という肩書きなど必要ないくらいの新進の写真家だ。
この写真家らしいくっきりとした原色のコントラストが効いている。アイドル的な写真集ではなく、動きのある写真が多い。SCANDALの世界観と一致していて、なおかつ写真家の個性も発揮されている。双方にとって幸福な出会いだったのではないかという気がする。
あ、生産限定盤をゲットしたことがバレちゃったな。。。
ただ、この写真集はあまり評判が良くないようだ。アイドル的な写真集を期待すると肩透かしを食うわけで、SCANDALに対して何を求めるのか踏み絵のようなものかもしれない。と、思うのは穿ちすぎかもしれないが…。
とはいえ、ロックやポップス(あるいはアイドル)の境界が曖昧になっているのは聴き手の方なのかもしれない。限定公開だから好き勝手なことを言うが、キミたちロックをわかってるのかね、と意地悪なことを訊いてみたくなる。
SCANDALとステレオポニーをシャッフルで聴いているとなかなかご機嫌だ。
どちらもリズム・セクションがしっかりしているなあ、という印象。
じゃあ、彼女たちの音楽はロックなのかって?
まあ、難しいことは言うのはナシにしようや。
さてと、DVD付きの初回限定盤もゲットしてこなきゃ。。。
しかし、4人の見分けがつかない。。。
これもトシだからかなあ。。。
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