夏休みが取れないので、とりあえず今日スポットで休みを取った。
国立新美術館で開催中の「オルセー美術館展」に行ったのだが、平日午後一でなんと40分待ち…。これでは入ったとしてもゆっくり見ていられない。改めて出直すことにして、上野に向かう。
で、西洋美術館で開催中の「カポディモンテ美術館展」を観てきた。カポディモンテ美術館とはナポリの由緒ある美術館なのだそうだ。ルネサンスからバロックまでの名品が訪れている。
写真左は今回の展覧会のフライヤー。
パルミジャニーノの『貴婦人の肖像(アンテア)』で、この凛としたたたずまいの婦人は高級娼婦とも花嫁とも言われる謎の存在。
強烈なインパクトを残す作品はないものの、展覧会自体は楽しめた。
異なる作家による同じテーマの作品もあり、なかなか興味深い。ことに聖アガタ(純潔を守るために両乳房を切り取られた聖女)やユーディット(自ら囮となり敵将の首を取った女性)が印象に残る。
まあ、この時代の絵画が好きな人にはいいだろうが、全体的に小味だったかなあとも思う。
それよりもと言っては失礼だが、改装が完了した常設展がいい。
全体を見て回ると、西洋美術史を俯瞰できるという充実したコレクション。カルロ・ドルチの『悲しみの聖母』やグイド・レーニの『ルクレティア』を観るだけでも行く価値がある。
新しく所蔵作品として告知されたものとは別に、今まで見たことのない作品もいくつかあった。
中でもハンマースホイの作品があったのには驚いた。1点とはいえ、デンマークの知られざる巨匠の作品をいつでも見ることができるというのは嬉しい。
セガンティーニの作品もよかった。
さらに、強烈に印象に残ったのが写真右のウィリアム=アドルフ・ブーグローという人の『少女』という作品だ。まるで写真のようにリアル。しかもこの少女の愛らしいこと。
見逃せない逸品がまた増えたぞ、と。
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