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2026年06月29日07:28

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中島賢太郎・手島健介・山��潤一『歩いて学ぶ都市経済学』(日本評論社)を読みました

中島賢太郎・手島健介・山��潤一『歩いて学ぶ都市経済学』(日本評論社)を読みました。
著者は、順に、一橋大学教授、同志社大学教授、京都大学准教授となります。
本書は、基本的に、学術書であり、一般読者には向かないかもしれませんが、実際の都市で見られるさまざまな風景、自然の風景だけではなく、商業地やオフィス街その他の風景を例に持ち出していますので、それなりに親しみが持てるかもしれません。
都市の集積に関しては、都市の中心部に位置する中心業務地区=central business district (CBD) へ通勤する人々を考えているAlonso-Muth-Millsモデル、あるいは、都市固有のアメニティを考える上で有益であり、空間一般均衡モデルといえるRosen-Robackモデルなど、学術書ですので、モデル分析が主となります。これらのモデルにしたがって、都心、例えばお台場にタワーマンションが建ったり、異なる都市間での賃金や家賃やアメニティの関係を説明したりするわけです。
本書では、具体的に、ショッピングに関して商業集積のメカニズム、集積の経済が都市の規模を決めるメカニズム、通勤により形作られる都市、住宅としての土地利用、地形が都市に及ぼす影響、土地利用規制が地価その他に及ぼす影響、京都を題材に観光が都市のありようをいかに変えるか、また、都市における創造的破壊、東京と町田市を例にした境界の設定の形成、都市をつなぐ高速交通網の形成、都市における多様性の利益、などなどを章ごとに論じています。
都市経済学は、空間経済学から派生していると私は考えていて、選択の問題であり、その意味で、明らかにマイクロな経済学の応用分野といえます。もちろん、大学での授業などの必要あって読んだわけですので、とても勉強になりました。

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