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2026年01月03日09:19

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京須偕充『とっておきの東京ことば』(文春新書)を読みました。

京須偕充『とっておきの東京ことば』(文春新書)を読みました。
タイトル通りの本です。著者は神田の生まれ育ちだそうで、落語なんぞにもお詳しいようです。私は1980年代後半のバブル期に上野から少し先の東京下町に住んでいました。近くの図書館には、古今亭志ん生のCDがズラリと取りそろえてあったのを記憶しています。
結婚してから、杉並やジャカルタを挟んで青山あたりの山手に住んだこともあり、「ざあます」ことばの山手に限らず、「べらんめえ」の下町ことばにも通じていたりします。下町を出て、スペイン語圏の南米の大使館勤務になったもので、巻き舌のrが発言できたりします。
タイトルは、下町ことばではないのですが、典型的な下町ことばでは、本書に出てこない「まっつぐ」というのがあります。私も、しばらくは意識しないと、「まっすぐ」とはいえない時期がありました。本書で思い出したのは「空っ茶」です。お茶請けなしでお茶だけ出すのを、やや謙遜気味に表現した場合の用語ではないかと思います。
ほかに、「こまっちゃくれた」とか、いくつか本書にない下町ことばがあり、やっぱり、東京ことばと下町のべらんめえは違うんだ、と改めて認識させられました。
ついでながら、桃野雑破『蝋燭は燃えているか』は見事な京ことばであふれていました。標準語で「いない」というのは、「いいひん」とされていました。同じ関西圏でも、大阪なら「いてへん」などと表現すると思います。「七条」は「ひっじょう」でした。「ひちじょう」でもOKですが、決して、「しちじょう」ではありません。
東京を離れて約6年、私は東京の下町ことばと京ことばのバイリンガルで、日本語と英語とスペイン語のトリリンガルを目指します。

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