mixiユーザー(id:3696995)

2025年11月28日23:37

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�睫暈ァ校辧�かなっくホール

首都圏でのリサイタルはこれが今年最後のはず。
今までチャンスはあったのだが、結局かなっくホールは初めてということになる。

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三又瑛子:ピアノ

01.クライスラー:テンポ・ディ・メヌエット
02.ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第8番 ト長調 Op.30-3
03.イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第4番 ホ短調
<休憩>
05.ジョプリン(パールマン編):ベセーナ
06.ジョプリン(パールマン編):ジ・エンターテイナー
07.プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ニ長調 Op.94bis
<アンコール>
08.フォスター(ハイフェッツ編):故郷の人々(スワニー川)
09.アザラシヴィリ:ノクターン

挨拶代わりのクライスラー。
笑顔たっぷりの余裕の演奏。

深刻な7番の後、そして傑作クロイツェルの前。
明るい曲調。それなのに激しい表現が彼女らしい。
優美なところは徹底して優美。それゆえにコントラストが強調され、強く印象に残る。

イザイの4番は悲壮感が強く激しい。
彼女にピッタリだ。
何度も言うが、たおやかな見た目に反して彼女は激しく厳しい演奏が似合うのだ。
無難にまとめようなどという気はさらさら無いに違いない。
だからこそ心を打つ。

休憩を挟んで、スコット・ジョプリンを2曲。
ベセーナという曲は知らなかった(たぶん)。
名ヴァイオリニストのイツァーク・パールマンの編曲ということでかなり技巧的だ。
重音を多用していて、腕の見せどころといったところか。
楽しい曲を楽しそうに弾くのも彼女の個性。

プロコフィエフの2番のソナタはもともとフルート・ソナタなのである。
優美さと諧謔さが合わさったような独特のメロディーがたくさん出てくる。
プロコフィエフもショスタコーヴィチほどではないにしても、複雑な事情を抱えた作曲だったのだなと改めて思う。
どこまでが建前でどこからが本音か、そんなことを考えさせられる。
彼女は透明度の高い美しい音で奏でるゆえに、背後にある悲しみや諦めといったものを炙り出す。
集中力の高い名演だったと思う。中でも第2楽章の鬼気迫る表現が強く印象に残った。

アンコールはアンコールらしい2曲。
アザラシヴィリのノクターンは彼女にピッタリだ。
いいメロディーだな。理屈抜きでいい曲。

ピアノが素晴らしいかったことも忘れてはならない。
ボディのしっかりした音色で、剛柔・硬軟なんでもござれといったピアノだ。
プロコフィエフなんてピアノも相当難しいだろうと思うが、凄いピアノを聴かせてくれた。
この人のソロ・リサイタルも聴いてみたいものだ。

サイン会のあとに撮影タイムが設けられていた。
彼女はサービス精神が旺盛なのだ。ファンを大切にする。
サインだっていっぱい書きたいし、たくさん話したいし、写真だって撮ってもらいたい。
でも会場の時間の都合で制限を設けざるをえない。
いろいろ考えて対処してくれるのだから有難いことだ。

今年彼女の演奏を聴くのは今日が最後。
リサイタルあり、コンチェルトあり、たっぷり楽しませてもらった。
来年は名古屋での無伴奏リサイタルからだ。
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