昨年3月に続き、古楽団体レ・ルーチ・アンティーケのコンサート。
一時期よく聴いていたジョングルール・ボン・ミュジシャンの団長・近藤治夫氏が参加しているグループ。
今回も「古の 賛歌、戯れ歌、恋の歌」と題されている。
珍しい楽器のオンパレードが楽しい。
樋口麻理子:歌、ゴシック・ハープ、ハーディガーディ、パーカッション、他
阿部等:リコーダー、ポルタティフオルガン、クルムホルン、パーカッション、他
大喜多陽子:リコーダー、クルムホルン、サズ、中世ギターン、ルネサンスギター、他
近藤治夫:バグパイプ、ハーディガーディ、ルネサンスフルート、パイプ&テイバー、他
01.作曲者不詳:夏は来たりぬ
02.バトラー:蜜蜂のマドリガル
03.バンショワ:私は謙虚に身をゆだね
04.アルカデルト:マルゴ ぶどう畑で
05.アルボ:「喜びをあなたに」にもとづく舞曲
06.聖母マリアのカンティガ集
・蜂の巣箱から現れたマリア
・生き返ったムーア人の子ども
<休憩>
07.モンセラートの朱い本
・おお、輝ける乙女よ
・声をそろえ歌わん
08.バスケス:バラの泉にて
09.王宮の歌曲集より
・作曲者不詳:三人のムーア人の娘
・エルナンデス:三人のムーア人の娘
10.ジョスカン・デ・プレ:こおろぎ
11.ヴィラールト:鬼ばばあ
<アンコール>
12.ギョーム・ド・マショーの曲
モンセラートの朱い本はやはり名曲ばかり。
ヨーロッパとイスラムとのハイブリッド音楽。14世紀の音楽だが、今でも新しい。
お馴染みカンティガはモンセラートよりも古い時代の曲集。
400曲を超える曲集だが、いずれは全曲聴いてみたい。
中世・ルネサンスの頃の曲ばかりだが、メロディーの美しさもさることながら、リズム処理のおもしろさに耳を奪われる。
普通に変拍子なんだよね。
バロック以降の組織だった音楽に慣れていると、そのプリミティヴな魅力は新鮮だ。
変拍子は決して変な拍子ではなく、当時はごく普通のリズムだった。
民謡に変拍子が多いのは当然のことなのだ。日本の民謡にも変拍子は多い。
それにしても皆さん芸達者。マルチプレイヤーだ。
まさしく楽器をたくさん担いで練り歩く吟遊詩人たち、あるいは旅芸人たちのようだ。
ソプラノもナチュラルで澄んだ声で良く通る。
珍しい楽器を聴き、見ることもできるのも楽しみのひとつ。
終演後に近藤さんとお話しすることもできた。
楽しかった。
音が優しく心地よい。
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