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2019年03月30日22:13

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ぞうのババール@東京文化会館 小ホール

実は今日はコンサートのダブル・ヘッダー。

まずは11時開演という早い時間から。

上野で開催中の東京・春・音楽祭。
その中で毎年恒例となっているのが『ぞうのババール』。
プーランクが友人のジャン・ド・ブリュノフの絵本に音楽を付けた作品だ。朗読付きということではプロコフィエフの『ピーターと狼』と同列のものだが、子ども向けだからといって侮ることなかれ。これはピアノ曲として傑作だと断言できる。

毎年恒例ではあったが、聴くのは今回が初めてである。
昨年までは子ども同伴でないと入場できなかったのだ(公式には)。
今年から大きな子どもだけでも入場できるようになった。

三浦友理枝:ピアノ
別所哲也:朗読(語り)

01.リスト:愛の夢 第3番
02.モーツァルト:6つのウィーン・ソナチネより第5番 第3楽章 『ポロネーズ』
03.ラヴェル:古風なメヌエットより
04.サティ:ジムノペディ 第1番
05.プーランク:即興曲 第15番 ハ短調 『エディット・ピアフを讃えて』
06.プーランク:音楽物語 『ぞうのババール』

ピアノ・ソロでは穏やかでメロディーのくっきりした曲を集めた。
子ども向けのプログラムなのにシャンソンっぽくもありジャズっぽくもある小洒落た『エディット・ピアフを讃えて』を入れてくるあたりが友理枝ちゃんらしい。

友理枝ちゃんとプーランクは合うよなあ。

『ぞうのババール』だって子ども向けだからといって手を抜くようなことはもちろん、わかりやすく聴かせようともしていない。ただ曲に向かい凛とした音で弾く。それゆえ曲の本質をついた演奏になっている。
子どもには本物を与えなければならない。子どもの感性はおそらく大人よりも豊かなのだ。だからこそ紛い物ではいけない。
そういう点で彼女を起用したのは企画側の慧眼だと思える。

別所哲也の語りはさすがだ。
完璧になりきっている。
やはり俳優というのは違うものなのだな。
後から友理枝ちゃんに聞いた話だとずいぶんアドリブが多かったらしい。

子どもが多かったのは当然だが、思っていた以上に静かだった。

そして、上野を後にして三鷹へ。
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