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2018年06月30日21:38

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プーシキン美術館展@東京都美術館

やっと行ってきた。
上野の東京都美術館で開催中の「プーシキン美術館展」。
ロシアのプーシキン美術館はフランス風景画のコレクションで知られていて、その名品たちがこぞって来日中というわけだ。
音声ガイドの音楽をわれらが三浦友理枝嬢が担当し、それにちなんだリサイタルも開かれた。
コンサートのチケットにはもれなく入場券が付いているということで、観なけりゃ損ということなのだ。

5月19日に開かれたリサイタルについてはこちら。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1966642842&owner_id=3696995

印象派以前の風景画は精緻極まりない。
名前を知らなかった画家も多いが、その当時の技術の高さを知らしめる作品が多い。
凄い技巧だが、それ以上でもそれ以下でもない。まあ、風景画なので当然なのだが…。

バルビゾン派あたりの風景画になるとその風景そのものにいろいろな意味合いが含まれるようになる。
コローの風景画はやはり好きだ。

モネの大作『草上の昼食』が本展覧会の目玉だが、見事な作品ではあるもののモネの代表作とは言い難いように思った。
光と影を追求した結果、モネは抽象画の域までに達していたように思う。そのあたりが結局は印象派の範疇にとどまったルノワールとは異なるのではないか。好き嫌いはあるにしてもモネはやはり偉大なのだ。

フォーヴ(野獣派)を代表する画家ヴラマンクの作品もいい。
ヴラマンクの作品全てが好きというわけではないが、ことに風景画に良いものが多いように思う。

そしてわれわれにとっての目玉がルソーの『馬を襲うジャガー』。
え? 馬がジャガーを襲ってるんじゃないの?
ま、それはともかくとして、ルソーらしい傑作。夢幻的な作品だが、ルソーにとってはこれが現実だったのかもしれない。馬の円らな瞳が愛らしい。襲われているのにね。しなやかな前脚は妙にセクシー。
これを観ることができただけでも行った甲斐があるというもの。

さて、今回初めて音声ガイドを借りてみた。
ドビュッシーのアラベスク第2番のみ演奏だけを聴くことができる。
ほかは全て解説がかぶる。まあ、解説がメインなのが音声ガイドなので仕方あるまい。
演奏だけ抜き出したトラックがあればなあと思う。
作品に合わせて選曲した友理枝ちゃんの感性はさすが。だからこそ演奏だけを聴きながら絵を観たかったなとも思う。
(Walkmanを持っていけば良かったではないか、と気付いたのが遅かった…)

音声ガイドを使うかどうかは個人の自由。使うことを否定しはしない。
ただ、私にとっては不要なものだと再認識した。
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