ハクジュホールの名物スーパー・リクライニング・コンサート。
座席がリクライニング・シートに替わり、リラックスして音楽を聴こうという企画。つまり「寝ても良い」コンサートなのだ。
で、今日はお馴染みのピアニスト三浦友理枝。
昼の部(15:00〜)と夜の部(19:30〜)の二回。それぞれ休憩なしの一時間のプログラム。
研ぎ澄まされたピアニズムで感じる「光のある風景」
01.ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
02.ドビュッシー:水の反映
03.ドビュッシー:月の光
04.ドビュッシー:花火
05.ドビュッシー:グラナダの夕暮れ
06.ドビュッシー:雨の庭
07.リゲティ:虹
08.ラヴェル:蛾
09.ラヴェル:水の戯れ
10.ラヴェル:ラ・ヴァルス
<アンコール>
11.ドビュッシー:夢
プログラムは全く同じ。
これはホール側の意向なのだそうだ。
それでも、というか、だからこそ二回とも聴く意味がある。
やはり後を考えなくていいからか、全体的に夜の方が振り切れた演奏になっていたように思う。ことに『ラ・ヴァルス』は圧巻だった。もちろん昼の部が劣っていたということではなくて、たとえば音のテクスチュアを明確に聴き取れることができたのは昼の方だったかもしれない。
昼の部が理知的、夜の部が情緒的、という言い方もできるだろう。
プログラムが同じだからいろいろ変える、と昼の終演後に言っていたのだが、こういうことだったのかもしれない。
少なくともドレスを替えたということではないだろう。
意図的だったとするなら、懐の深いピアニストだと思わざるをえない。
プログラムが重すぎて二回やるものじゃない、と言っていたが、確かに息が抜けそうな曲がない。だいたいつなぎの曲でリゲティを選ぶか! そう言ったら嬉しそうに笑っていた。
そのリゲティも素晴らしかった。
やはり彼女はワクワクさせてくれる。
普段なら休みを取るところだが、午前中は仕事に行っていたよ。
久しぶりに仕事に対して意欲が出てきたということかな。
そういう中でいい音楽はやはり必要なものだと思う。
ところで、二回聴いた人は少なかったのかな?
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