グループにとってメンバーチェンジは世の常である。
避けることのできない宿命とも言えるかもしれない。
オリジナル・メンバーのまま活動を続けるというのは極めて難しいことなのである。
さて、BABYMETALがGQという男性情報誌とVOGUEという女性情報誌で表彰されたことはすでにNEWSとして流れている。アイドル雑誌よりも一般紙の方でよく見るアイドルというのもおもしろい。
BABYMETALはすでに結成して5年が経つ。もちろん一度としてメンバーは変わっていない。そして今後も変わることはないだろう。メンバーが変わるとき、それは解散のときだと思うのだ。それほど3人の個性が際立っている。
BABYMETALに次ぐ者たち。
彼女たちが唯一無二だとしても、それに次ぐ者たちが出てこなくてはムーヴメントにはならない。
FRUITPOCHETTEの二人組はもともとはもっとたくさんいた。次々にメンバーが抜け、最終的に今のフォーマットに落ち着く。
今年はLOUDPARKというへヴィ・ロック系のフェスのオープニングに起用され好評だったようだ。ゆっくりではあるが確実に歩みを進めている。
PassCodeというグループも激しいパフォーマンスで話題だった。
新メンバーを迎え5人体制でリスタートというところで、なんとリーダーが抜けてしまった。どこまで本当かはわからないが、マネージャーと逃避行してしまったという噂もある。
なんにせよマイナスイメージは否めない。
デスヴォイスでスクリームするメンバーが健在なのは救いだが、前途多難というところだろう。注目しただけに水を差されてしまった感じだ。
メタル系ギャルバンでは、Mary's Bloodは順調な活動を続けている。
メンバーはBABYMETAL支持を表明していて、おそらくシーンの拡大を歓迎しているのだろう。今もっともメタルなサウンドを出しているのが彼女たちであろう。
長らく日本の嬢メタル界を牽引していたAldiousはここにきて方向転換を打ち出してきた。
ドラムが交代してのリスタートで示したものはPOP化だった。
POP化は必ずしも悪いことだとは思わないが、取って付けたような感は否めない。いわゆる一般的なロックという点では専門のSCANDALのようなバンドには及ばない。
ダークな世界観がよく合っていたし、それがアイデンティティだと思っていたのだが…。
DESTROSEはドラマーが交代したと思ったら、リーダーが抜けてしまった。
で、結局無期限の活動停止。
CYNTIAはいち早くPOP路線にシフトした。
この路線が吉と出るか凶と出るかはこれからだろう。
もともと演奏力が高いバンドなのでそつなくこなしているが、キーボードの入ったメタルサウンドを追求してほしかったと思う。
というわけで嬢メタル界も順風満帆とは言えないのだ。
BABYMETALがブレイクしたことでシーンは活性化するはずだった。
ところが実際にはこういった状況。
アンダーグラウンドシーンではいろいろ出てきているのかもしれないが、メジャーにブレイクするのがどのくらい出てくるか。
むしろメタルという限られたジャンルではなく、ガールズ・ロックという広い視点で見なくてはならないのかもしれない。
だとするなら、今年大規模な海外ツアーを成功させ、結成以来一度もメンバー交代のないSCANDALあたりが支えていくのかもしれない。
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