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2015年05月03日23:25

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LFJ、2日目

LFJも今日は中日。
今日は少々ゆっくりでお昼の公演から。

【公演番号:232、クレール・マリ・ル=ゲ、ヴォックス・クラマンティス、ホールB5】

クレール=マリ・ル・ゲ:ピアノ (*)
ヤーン=エイク・トゥルヴェ/ヴォックス・クラマンティス (+)

01.ペルト:鹿の叫び (+)
02.バッハ:シンフォニア 第11番 ト短調 BWV797 (*)
03.ペルト:そしてパリサイ人の一人が (+)
04.ペルト:アリーナのために (*)
05.ペルト:ヴィルヘンシータ (+)
06.バッハ:イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971より、第2楽章 (*)
07.ペルト:カノンによる祈りの歌 (+)
<アンコール>
08.バッハ:カプリッチョ 変ロ長調 『最愛の兄の旅立ちにあたって』 BWV992 (*)
09.ペルト:ファティマの三人の羊飼いの子 (+)

コーラス・グループのヴォックス・クラマンティスは昨年聴いてとても印象に残っていた。
というわけで蓋を開けてみれば、今回は彼らの公演を多めに取っていた。
しかもこの公演はピアニストのル・ゲとの共演。
実際には共演とは言えず、アカペラ・コーラスとピアノ・ソロがミルフィーユ状に構成されたプログラムになっていた。
ペルトの曲の合間にバッハが存在しても全く違和感がなかった。
コーラスもピアノもさすが。非常に贅沢で静謐な時間。アンコールもあったしね。

その後、サイン会に参加。
ル・ゲと指揮者のトゥルヴェにサインをいただいた。二人ともとても丁寧な対応でさらに好感度アップ。
写真も撮らせていただいたので、いずれ紹介したい。


【公演番号:233、ラ・ヴェネクシアーナ、ホールB5】

クラウディオ・カヴィーナ/ラ・ヴェネクシアーナ

01.モンテヴェルディ:星に対して、私は打ち明けた
02.ジェズアルド:私は死ぬ、悲しみや苦しみゆえに
03.モンテヴェルディ:愛する人よ、許してください/もしあなたが私の愛する人ならば
04.作者不詳(ドーリア・パンフィーリ美術館蔵):フィオレンツァのアリア(器楽)
05.ジェズアルド:あなたを愛しています、わが生命よ
06.モンテヴェルディ:私は若い娘
07.ジェズアルド:「おねがいだ」と私は涙ながらに叫ぶ
08.カプスベルガー:テノーレ(器楽)
09.モンテヴェルディ:私あなたを愛していることを/ああ、美しく愛しく/
           今のあなたは、これまでになくつれない
10.ジェズアルド:命のひとから離れるものは
11.モンテヴェルディ:エルガストの涙

バス歌手が来日後に声が出ないという状況になり、モンテヴェルディ曲集からプログラム変更になった。
払い戻しにも応じていたようで、その旨のアナウンスもあった。
公演に先立って主催者からの事情説明もあった。

ラ・ヴェネクシアーナは昨年王子ホールで聴いている。
今回も確かにグレードの高いパフォーマンスだった。
ただ、器楽がハープとテオルボだけだったのはちょっと淋しいように感じた。
もちろん不満はない。


この後にヴォックス・クラマンティスの明日の公演を手配。
どういうわけかまだ完売になっていなかったのだ。

次の公演までずいぶん時間があったので、銀座あたりを散策。
そして性懲りもなくビールをガッツリ。
帰りが遅くなるので早めの食事というわけだ。


【公演番号:---、マトリョミン・アンサンブル、地下展示ホール】

竹内正実&マトリョミン・アンサンブル "Mable"&"Da"

01.フォーレ:夢のあとに
02.ロシア民謡:黒い瞳
03.バッハ:われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ BWV639
04.バッハ:インヴェンション 第4番 ニ短調 BWV775

無料公演。
世界最初の電子楽器と言われるテルミン。そのテルミンをマトリョーシカの中に押し込めたのがマトリョミン。見た目はマトリョーシカだが実はテルミンなのだ。
そのアンサンブル、というかオーケストラだな。40人ほどだったろうか。
楽器に触れずに演奏するテルミンの印象も強烈だが、相手がマトリョーシカとあってはシュールなことこの上ない。さらに自身の発する音を確認するために聴診器を付けての演奏と来た日にゃあもう完全にあちら側の世界のように思えてしまう。
まるで宇宙と交信しているかのような不思議な気分にとらわれる。
しかし、演奏はとてもしっかりしていて、見事なアンサンブルだった。20分では物足りない。
とても楽しかった。


で、本日最後の公演は20:30から。
ホールに向かう途中でマイミクさんと遭遇。
広い会場で人が多いのによく会えるものだと思う。


【公演番号:246、ヴォックス・クラマンティス、ホールC】

ヤーン=エイク・トゥルヴェ/ヴォックス・クラマンティス

01.ペルト:ヨハネ受難曲

昨日はバッハ・コレギウム・ジャパンによるマタイ受難曲。
今日はペルトのヨハネ受難曲。こちらも75分ほどの大作。

全く眠くならなかった。
ミニマル・ミュージック的な似たようなフレーズの繰り返しなのだが、飽きさせることがないのは作曲者の手腕だろう。音進行は教会旋法によるのだろか。
イエスとピラトにのみソリストを配し、エヴァンゲリスト(福音史家)は四人のコーラスに任され、独唱と重唱で曲を進めていく。さらに合唱が付く。受難曲としては風変わりである。器楽はヴァイオリン、チェロ、オーボエ、ファゴット、オルガンの五人のみ。
静謐だが劇的な世界。
終始緊張感みなぎる演奏で聴衆の心を捕らえて離さない。歌手も器楽奏者も高い集中力で、その音には淀みがない。まったくもって見事な75分間だった。
クライマックスでは鳥肌が立ってしまったよ。
もしかしたら、今回の隠れ目玉だったのではないかという気がしている。最も聴くべき公演だったのではないか、そんなふうに思う。

スキンヘッドで短めに髭を揃え恰幅のいい、まるで格闘技の選手のような人が、それはもう美しいカウンター・テナーなんですよ。失礼だが、見た目と声が全く一致しない。そう、スレイヤーのケリー・キングのような風貌なのだ。もちろんタトゥーはないが。
あと、器楽組のヴァイオリンのおねえさんがチャーミングだったな。

というわけで、今日も充実した一日だった。

最終日の明日は3公演を予定。
そのうちの2つはヴォックス・クラマンティス。
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