今日は予定通り休暇。
どうせ三浦友理枝のコンサートだろう、と思われるだろうが、そのとおりである。
ただし、今日はリサイタルではなく室内楽。
所沢市民文化センター主催の「大人のための500円コンサート」。
チケットはなく、入場時に500円を払うシステム。
平日の昼間に客が入るのかと思いきや、いつも盛況である。今回は1200人の入場ということで、このシリーズの最高入場者数を更新したのだそうだ。平日の昼間でこの人数はすごい。
この出演者で500円でいいのかな、と思ってしまう。しかもカップルで来場だとバレンタインのプレゼント付き。
荒絵理子:オーボエ
吉田誠:クラリネット
福士マリ子:ファゴット
福川伸陽:ホルン
三浦友理枝:ピアノ
01.モーツァルト:ピアノと管楽器のための五重奏曲 変ホ長調 K.452
02.ベートーヴェン:ピアノと管楽器のための五重奏曲 変ホ長調 Op.16
友理枝ちゃんに注目をしてみると、モーツァルトもベートーヴェンもリサイタルでもCDでも(おそらく)取り上げたことのない作曲家である。ベートーヴェンに関してはヴァイオリン・ソナタや三重協奏曲の演奏実績はあるが、珍しいことには変わりない。
モーツァルトはこの曲にずいぶん自信を持っていたらしい。
なるほど、確かにいい曲だと思う。編成が珍しいことで損をしているのだろう。
ピアノ・パートはコンチェルトのように技巧を凝らしている。
友理枝ちゃん、モーツァルトもいいんじゃないの?
ベートーヴェン若書きの作品で、モーツァルトの同曲の影響が明らかである。
とはいえ、ベートーヴェンらしいスケール感の大きな充実した作品と言えよう。意外なほどと言っては失礼だが、とてもいい曲だ。ことに第2楽章の美しさには息を飲むほど。
ベートーヴェンって厳めしいイメージがあるけれど、何よりも最高レベルのメロディメイカーなんだよな。
こうやって同じ編成の曲を並べてみると、モーツァルトとベートーヴェンは異なる部分が大きいながらも相通じるところもあることに気付く。モーツァルト後期作品とベートーヴェン初期作品とではよけいにそうなのかもしれない。
さすがの名手ばかり。各人が出しゃばらず、それでいてしっかり存在感のある見事なアンサンブルになっていた。
管楽アンサンブルは色彩感豊かでいいね。
友理枝ちゃんも今や室内楽の名手だしな。
福川くんがとても楽しそうだったのが印象的。
いいコンサートだった。
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