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2013年01月13日22:12

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駅弁大会、その3

三連休の真中の日曜日。
新宿京王の7階催事場はそこだけ異様な混み具合。毎回思うが、この人気は凄まじいものがある。
遊びを楽しむにはどれだけバカになれるかが鍵。
自分も相当なバカだと思う。行きつけの店に「二週間来れなくなる」ことを伝えての参戦である。メタボの心配はこの大会が終わってからだ。

さて、今日は早期完売必至の輸送駅弁を確実にゲットするために早めに家を出た。開場1時間近く前に到着。輸送ブースの列も20分ほど。努力すればどうにかなるのである。

さて、今日は「ぐいりぃ家勝手に対決デー」と銘打ち、3つのテーマで対決を演出してみた。

まず昼は「洋風弁当対決」。
今日は穏やかな陽気だったので京王の屋上で食す。背中に陽が当ってポカポカ。

「湘南トロトロオムレツ」、神奈川県
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たぬ〜が選んだのはこれ。オムライス好きのたぬ〜が失敗覚悟で食べたら意外な豪華洋風弁当で気に入ってのリピート。
昨年に比べるとかなりレイアウトが変わっている。まずチキンライスとオムレツが別々になっている(昨年はオムレツが上に乗っていた)。そのせいかご飯の量が減り、オムレツも小さくなったか? ハムカツとハンバーグに、茸のパテとシーフードのクリーム煮が増えている。
このマイナーチェンジをどう取るか。インパクトや量の面では昨年までの方が良かったと思う。
そうは言っても、肝心の味は変わっていない。こういう目先が変わったものがあってもいい。街のオムライス専門店のオムライスなんかよりよっぽど美味いぞ。名前通りオムレツを割るとトロトロ〜。

「近江牛ハッシュドビーフ風」、滋賀県
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これもちょっと目先を変えた新作。
カレー風味のご飯に牛肉と玉ねぎの炒め物。このおかずは美味い。
それに茸ソースを付けたという具合。あくまでもハッシュドビーフ風なのでソースに近江牛は入っていない。嘘ではないが紛らわしい。
実演でまだほんのり温かい状態だから良かったが、電子レンジ使用前提なのはマイナス点。それ以上にスプーンを付けないというのはどう? これは不親切過ぎ。
井筒屋さん、名店にしては今回はお粗末では?

というわけで、洋風弁当対決は「湘南トロトロオムレツ」の勝ち。

で、夜はそれぞれのテーマで対決を決めた。
たぬ〜は大会のメイン対決にちなんで「えび・かに対決」。ただし、変則。

「えびめしロール」、岡山県
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えびはこちら。岡山県の名物えびめしでエビフライをロールしたもの。タルタルソースが付いている。扱いとしてはサブ弁当か。美味いかというと微妙。アイデアとしてはおもしろいが。

「越前かにめし」、福井県
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かにはこちら。評価の定まった名駅弁。しかし、今回リニューアルを施してきた。改悪になっていないか少々心配だった。
カニのダシを使って炊いたご飯の美味さはそのままに(若干味が薄めになった気もするが)、上に乗ったカニがパワーアップしている。それまではちょっとパサついたカニのほぐし身で、上のカニはなくてもいい、と思ってしまっていた。それが小さいながらも塊で、しかも瑞々しい。ご飯の美味さだけで十分食えるのに、さらにカニが美味くなった。
すでに名駅弁としての名声を得ているものを変えるのには勇気が必要だったことだろう。
グリーンピースの彩りも鮮やかだ。

というわけで、これはカニの圧勝で、ほとんど勝負にならず。
異種格闘技のように噛み合わないものになってしまったな。

さて、私は「貝対決」にした。

「母恋めし」、北海道
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母恋は「ぼこい」と読む。ホッキ貝のたくさんある場所というアイヌ語の「ポク・オイ」から来ているのだそうだ。
駅弁大会初登場で、チラシに2コマ使いで掲載されたこともあって、最初から注目されていたようだ。結局今日になってようやく入手することができた。今日も11時くらいには完売となったようである。
ホッキ貝のおにぎりふたつ(ひとつはホッキ貝の貝殻に入っている)、燻製玉子、スモークチーズ、ナスの漬けもの、それにハッカ飴。箸が入っていないのだが、手を汚さずに食べられるようになっている。
ご飯は少々固めだったが、薄味の品のいい味。ホッキ貝も優しい味だ。意外なほど美味しいのが燻製玉子とスモークチーズ。これはビールに合いそう。
おやつ感覚で食べられるお弁当、とあるとおり、弁当としては物足りなさを感じるが、なんだかほっこりした暖かな気持ちになるのは何故だろう。

「ダイダラボウのはまぐりめし」、茨城県
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醤油ベースで煮付けたぷっくりとしたハマグリ(アサジ貝)がたくさん。これだけで幸せ。もち米を合わせた薄味の炊き込みご飯が美味い。付き合わせの煮物も繊細な味でご飯の邪魔をしない。主役はハマグリなのだが、ご飯の美味さで食べさせる弁当だ。これで850円はとっても安いと思う。
掛け紙の絵も味があるし、竹で編んだ器も風情がある。
数年間の写真を振り返ってみると、もうずっと全く変わっていないことに気付く。もう自分の中では殿堂入りだな。

というわけで、弁当の完成度という点で「ダイダラボウのはまぐりめし」に軍配が上がるのだろうが、「母恋めし」には対決の枠を超えた魅力がある。

・北海道、室蘭本線/母恋、母恋めし、\980
・茨城県、大洗鹿島線/大洗、ダイダラボウのはまぐりめし、\850
・神奈川県、東海道本線/大船、湘南トロトロオムレツ、\1,050
・福井県、北陸本線/福井、越前かにめし、\1,100
・滋賀県、東海道本線/米原、近江牛ハッシュドビーフ風、\1,000
・岡山県、山陽本線/岡山、えびめしロール、\580
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