バンドの解散、あるいはメンバー・チェンジ、避けることのできないこととはいえ、少なくとも明るいニュースとは言えない。もう傾きかけたバンドなら諦めもつくが、これからという若いバンドとなるとやはりもったいないと思う。
ギャルバンのステレオポニーが解散を発表した。
沖縄から飛び出してきたスリー・ピース・バンド。ギャルバン・ブームの中心にいたバンドである。1stアルバム時点では、私はSCANDALよりもステレオポニーを評価していた。しかし、2ndではそのきらめきがなくなってしまったように思えた。カラーが統一され、前向きソングがほとんどで、リズム・セクションがおとなしくなった。
憶測でものを言うのはやめておくが、リズム・セクションの二人が今後もともに活動をしていくということなので、解散の理由の想像はつかないでもない。
なんにせよ、ギャルバン・ブームに翳りが出始めたようなニュースに思えてならない。
もうひとつは、アゲ嬢メタルとして話題になったAldious(アルディアス)のヴォーカル交代劇。見た目のキャバさに反して演奏も楽曲もしっかりしていることから、ギャルバンのバリエーションとして注目していた。
なんだかんだ言ってもヴォーカルはバンドの顔である。
ことに中低音を生かした歌唱の前任者が個性的だっただけに、この交代はマイナス・イメージだ。どんなヴォーカルかは聴いてみないとわからないが、そもそも聴いてみる気になるかどうか。
まだアルバムを2枚出しただけの状況だから、水を差された感は否めない。
そういえば、ギャルバン・ブームの先駆けになったチャットモンチーもずいぶん前にドラマーが脱退したんだっけ。
なんだかSCANDALの一人勝ちのような状況になってしまったようだ。
あとは2010年メジャー・デビューの「ねごと」が気を吐いている。
インディーズで活躍後、メジャーへの足がかりを掴みかけた時点で解散するバンドも少なくない。このあたりは自分の経験からもわからないでもないような気がする。その時期にいろいろ問題が顕在化してしまうのだ。
それはそれとして、ギャルバン・ブームが一過性のものだったとなってしまうのはよろしくない。
ところで、ギャルバン・ブームを秘かに支えた4コマ漫画の『けいおん』がカレッジ版としてリスタートを切った。これは再びブームを後押しするいいニュースとも言えそうだ。
女性ばかりのバンドゆえにできることはたくさんあるはず。
ロックのスピリッツを見せつけてくれるようなバンドがたくさん出てくることを期待したい。
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