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2012年08月20日23:30

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Trinite@公園通りクラシックス、8月19日その3

さて、8月19日(日)のメインは渋谷の公園通りクラシックスにてTrinite(トリニテ)のライヴである。
日曜の夜というなんとも微妙なシチュエーション。
Triniteの音楽が魅力的なのはもちろんだが、CDリリース記念ライヴとあっては行かないわけにはいかない。行かなければ絶対に後悔する。万難排してでも行かなければならないコンサートやライヴというものがあるが、今回もそのようなものだ。

まあ、今までTriniteのアルバムが出ていなかったということが意外なのだが…。

それはさておき、メンバーとセットリストは以下の通り。

shezoo:ピアノ
壷井彰久:ヴァイオリン
小森慶子:クラリネット、バス・クラリネット
岡部洋一:パーカッション

01.Prolog
02.Dreamcatcher
03.Grunion Dance(グラニオン・ダンス)
04.Dies Irae For God's Bone
05.Telomea(テロメア)
<休憩>
06.Baraccone 1
07.人間が失ったものの歌
08.Mondissimo 1
09.天上の夢
10.Mondissimo 2
11.Dies Irae(怒りの日)
12.Baraccone 2
<アンコール>
13.Mother

2ndセット(06〜12)はリリースされたばかりのアルバム『prayer』の全曲演奏。

カッチリとスキームを固めるピアノに柔らかなクラリネットと抒情的なヴァイオリンが乗り、カラフルなパーカッションが彩りを加えていく。
ベースレスのカルテット。そのせいもあってか、浮遊感のあるサウンド。
近未来的なようでいて郷愁を誘うような音楽。
イマジネーションを刺激される。映像が浮かんでくるような音楽。
リズム処理もユニークで、ちょっと変則的な拍子に身を委ねるのが心地よい。

2ndの最後の『Baraccone 2』でビリンバウが飛び出してきたのには驚いた。
ブラジルの楽器で、ボサノバ・ファンには馴染み深いだろうが、それでも珍しい楽器には変わりない。共鳴用にひょうたんを付けた弓の形をしていて、張った弦を叩いて音を出す。ひょうたんがまるでレスリー・スピーカーのような効果を上げる。ちなみに、『ビリンバウ』という曲があって、ボサノバ・ファンに人気が高い(実際はボサノバではないが)。

アンコールの『Mother』は一際メロディックな曲。次のアルバムに収録されるのだろう。
って気が早いか。。。
Triniteは3つの組曲の完成を目指している。
今回最初の『prayer』が完成したわけだ。いやTriniteにとって曲は常に変化あるいは進化しているのだから「形になった」という表現が適切なのかもしれない。
残るは『月の歴史』と『神々の骨』。1stセットで演奏されているとおり、すでに多くの曲ができている。ちなみに『Mother』は『月の歴史』の中の曲。

ライヴの余韻に浸りつつ、じっくりCDを楽しみたいと思う。
なんてったってあのTriniteの音楽がいつでもどこでも聴けるんだから嬉しい。

そういえば、開場を待っていたらジョングルール・ボン・ミュジシャンなどの活動で知られるバリトン歌手の辻康介氏と会った。フライヤーを置きに来たのだそうだ。
shezooさんがアレンジを手がけるアカペラ・グループのアウラのCDでイタリア語の歌詞対訳を担当しているのが辻さん。
意外なところで意外な人がつながっていておもしろい。

というわけで、濃密な8月19日が終了した。
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