mixiユーザー(id:3696995)

2012年04月23日22:23

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おまえは誰だ?

今朝家の近くの通りを歩いていると、目の前を何かが横切った。
体高が低く、毛並みは茶色。長いふさふさっぽい尻尾。鼻面が突き出ている。
ネコではない。
明らかにイヌでもない。
ずんぐりむっくりしていないのでタヌキでもない。

何だ、あれ?

横切った先、姿を消したあたりに来てみると、道端でうろうろしていた。
目が合ってしまったよ。

どうやらハクビシンだったようだ。

「おまえ、ハクビシンか?」と問うと、「うん」と頷いた。
(これはウソ)

10年くらい前のことになるのだろうか、中国でSARSウィルスによる新型肺炎が大流行した。
そのときSARSウィルスの宿主がハクビシンだと伝えられた。どうやら濡れ衣だったようだが、ハクビシンにとっては受難であったろう。
日本でも少なからず不安視されていて、日本にもハクビシンがいるのか、と私はこのとき初めて知った次第である。

在来種ではなく、毛皮用として中国(台湾)から持ち込まれたものが野生化したらしい。
ペットとして飼われていたアライグマが野生化するのと状況は違うとはいえ、やはり原因は人間である。
ハクビシンもアライグマも罪はない。
畑を荒らすのも、人家に住み着くのも、彼らが生きる術である。

しかし、路上でハクビシンを見かけるとはどんだけ田舎だよ、と思ってしまう。
郊外ではあるが東京である。
もっとも、そういうところの方が住みやすいのかもしれない。
地下鉄網はネズミの住処だし、ビルの屋上にはコウモリが多いそうだ。
動物はたくましい。環境に順応して生きていくしたたかさがある。

昔は野生動物がたくさんいた。
虫も鳥ももっとたくさんいた。
子どものころ、畑のような空き地でリアルもぐら叩きをしたものである。
彼らにとってはいい迷惑だったろうが、生き物と触れ合う機会は多かったのだと思う。

そうかと思えば、野良犬や野良猫は今よりも多かったように思う。
通学路が国道(甲州街道)だったので、車に轢かれた犬や猫をよく見た。道端に寄せられているのはまだいい方で、そのまま何台にも轢かれてぺしゃんこになってしまっているのも少なくなかった。朝そういうのを見てしまうと、一日ずっとイヤな気分だったものである。

似非動物愛護に同調するつもりはないが、昔も今も動物にとっては受難の時代なのかもしれない。
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