三鷹市芸術文化センター風のホール。ここは実家のすぐ近くである。
駅から遠いのが難点ではあるが、なかなかいいホールである。自治体がきっちりとホールを運営している。ホールを作ったものの全く有効活用されていない小金井市民としては羨ましい思いがする。
余談はさておき、今日はレ・ヴァン・フランセのコンサート。
ヤロウばかりの六人組のコンサートに出かけるなんて熱でも出したのか、などと思うなかれ。いたって大真面目である。
フランスの風という名前のこのユニット、フランスの実力者が揃っている。安っぽい言葉だがスーパーグループである。(ホルンのみフランス人ではないが)
エマニュエル・パユ(フルート)
フランソワ・ルルー(オーボエ)
ポール・メイエ(クラリネット)
ラドヴァン・ヴラトコヴィチ(ホルン)
ジルベール・オダン(バソン)
エリック・ル・サージュ(ピアノ)
あはは、凄いメンツだねえ。。。
01.プーランク:オーボエ、バソンとピアノのための三重奏曲
02.ミヨー:ピアノ、フルート、オーボエとクラリネットのためのソナタ 作品47
03.ティエリー・ペク:六重奏曲(委嘱作品、日本初演)
<休憩>
04.タファネル:木管五重奏曲 ト短調
05.ツェムリンスキー:木管五重奏のためのフモレスケ
06.プーランク:六重奏曲
<アンコール>
07.ルーセル:ディヴェルティスマン
08.プーランク:六重奏曲第1楽章より
実は先に明後日のオペラシティを取っていたのだが、どうしてもタファネルが聴きたくて三鷹も取ってしまったのだ。
達人たちの妙技に酔い痴れた。
音楽の歓び、を感じさせるグループだ。
お目当てのタファネルの木管五重奏曲はホントにいい曲だ。
フルートがソロ的な役回りをする場面が多いように感じるのは作曲者がフルート奏者だったからだろうか。ことに第3楽章。
第2楽章のホルンも柔らかな響きでいいね。
精妙かつ情感豊かな演奏。さすがだ。
大満足。無理をしてでも行った甲斐があった。
プーランクの六重奏曲もいい曲だ。ピアノが加わって華やかになる。
洒脱な音楽である。いろいろな表情を見せる。
私はプーランクの曲が大好きだ。
冒頭のソナタもとてもいい曲だ。特に第2楽章の切なさに胸がキュンとなる。
ティエリー・ペクという人の作品はレ・ヴァン・フランセの委嘱作品なのだそうだ。まさに今の音楽である。特殊奏法も積極的に取り入れた現代曲なのだが、意外なほど聴きやすい。どことなくオリエンタルな感じがするなあ、と思っていたら、作曲者はガムランをイメージしていたらしい。後半のたたみかけるような展開に、なるほどという感じがした。
ミヨーの曲は初めて聴いたが、とらえどころがないという感じだなあ。
それでもミヨーらしく管楽器の使い方は上手いと思う。次回聴いたときには印象が変わるかも。
小品ながらツェムリンスキーの曲は味がある。穏やかなようでいて、世紀末的な不穏な影が垣間見える。
みんな好き勝手やっているようで、しっかりまとまっているのだから恐れ入る。
パユはやっぱり凄いと思うし、ルルーもさすがだ。メイエはカッコよすぎるし、ヴラトコヴィチも渋い。ル・サージュの堅実さも光った。その中でも特に印象的だったのがオダン。このオッサン凄いな。
アンコールのルーセルの曲が良かったなあ。
知らずに聴いていて、後からルーセルと知って意外に感じた。とてもチャーミングな曲。
管楽アンサンブルは色彩が華やかで楽しい。
これがもう1回聴けるのかと思うとワクワクする。
明後日、オペラシティ。注目はニールセンの木管五重奏曲。
終演後はサイン会。
クラシックのサイン会とは思えぬほどキャピキャピな雰囲気。若い女性が多い。
やはり人気はパユか。フルートやっている女性が多いしね。
せっかくなので色紙にサインをいただいてきた。
左上から時計回りに、オダン、ヴラトコヴィチ、ル・サージュ(何故か金)、メイエ。中央上がパユ、下がルルー。まったく、パユとルルーが最初に真ん中に大きく書くから。。。
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