今日はまず神保町に向かった。
神保町といえばカレー。何故かは知らぬがカレー屋さんが多いのだ。
どうせだからランチにカレーを食することにした。
選んだのは欧風カレーのガヴィエル。
たぬ〜は野菜カレーの中辛、私はミックス(アサリ、エビ、チキン)の辛口。
しっかり辛みがあり、しかも旨みが深い。皮ごとふかしたじゃがバターが付いているのが嬉しい。
http://www.gavial1982.com/
腹ごしらえをしたところで目的地に向かう。
先日、美術評論家の相馬俊樹氏による『魔淫の迷宮』という本が出版された。日本のアンダーグラウンド・アートの作家たちを取り上げた評論集である。
それにちなんだ企画展が神保町画廊で開催されているので覗いてみることにしたのだ。
取り上げられている作家はアンダーグラウンドではあるけれど知名度も高いという錚々たる顔ぶれ。その中に少女主義的水彩画家たま女史も含まれている。
敢えてアンダーグラウンドという言葉を使ったが、これをエロティックという言葉に置き換えても差し支えない。というか、その方が相応しいのかもしれない。
たまさんの作品は直接的にエロティシズムを描いたものではない。
少女というアンビヴァレンツな存在を借りてエロスとタナトスを描くのだ。
ゆえにこうした企画展では一際目立つ。異彩を放っていると言ってもいい。
今回は非売品扱いで旧作2点『Private Asylum』と『Live And Let Live』の展示。後者は最後まで購入の際に迷った作品。まだたまさんの手元にあることに安堵する。
ご存じの通り、うちにはたまさんの作品が5点ほどある。全て飾ってあるが、見飽きるということがない。飾られているのがあたりまえになってはいるけれど、知らず知らず眺めていることに気付く。
美を独占することの贅沢さを毎日感じていると言ってもいいかもしれない。
ほかでは、上田風子さん、山本タカト氏の作品が印象に残る。
村田兼一氏の写真は相変わらず強烈だが、比較的おとなしめのものが選ばれたようだ。
そこから足を延ばして千鳥ヶ淵まで行ってみた。
かつて私はここで見る桜が大好きだった。
もうずいぶん前、桜は綺麗なのだが、風流のかけらすらない酔っぱらいにうんざりし、それ以来行こうという気が起きなくなってしまった。
今年なぜ行く気になったのかというと、松井冬子女史の描いた凄絶な桜を見たからかもしれない。
人の生業に関わりなく、桜は美しい。
それはすぐに散ることを知るがゆえの儚さを伴う美しさでもある。
九段下の駅を出たときから凄い混雑だった。
人がそれだけ多くなれば不逞の輩も多くなる。むしろ年配の人に多いのがやるせない。
風情もあったものではない。
潔く散ることを厭わぬ桜のもとで、潔さを失った日本人を見る。
見られているのは人間の方かもしれない、などと思う。
では、千鳥ヶ淵の桜をご覧ください。
近くでモクレンも咲いていた。
帰りは新宿に出て、京王百貨店で開催中の「大北海道展」を覗いてみることにした。
駅弁大会ほどではないにしろ、なかなかの盛況ぶりだった。
結局夕飯は外で食べるのではなく、そこで調達することに決定。
いくつか美味しそうな弁当をゲットすることができ、期待に違わず満足した。
開拓おかきで知られる北菓楼の「夢不思議」なるものをキャンセルが出たのでゲットすることができた。
たぬ〜はどうやら駅弁大会のときから狙っていたらしい。
要はシュークリームである。ただしシューはパイ生地風。中のクリームはミルクを濃厚に感じさせるものだった。コクがあるのだが、甘さ抑えめでサラッとした口当たりなので、いくつでもいけそうな気になる。
これはとっても美味い。
というわけで、いろいろ充実した1日であった。
明日は神代植物公園にでも行ってみるかな。
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