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2011年08月22日22:18

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三大協奏曲のコンサート、2days

プログラムを見ただけで、お腹いっぱいになってしまいそうな2daysだった。
19日(金)の夜にサントリー・ホール、20日(土)の昼にみなとみらい大ホール。
梅田俊明指揮、読売日本交響楽団による三大協奏曲のコンサート。プログラムは全く同じ。

01.メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 (ヴァイオリン:川久保賜紀)
02.ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 (チェロ:遠藤真理)
<休憩>
03.チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 (ピアノ:三浦友理枝)

確かに三大協奏曲の看板どおりの名曲揃いである。それぞれの協奏曲の中でも代表的な曲というのに異論はないだろう。
さらにソリストである。例のトリオがそれぞれソリストとして名を連ねているのだ。

「このごろ美人トリオが評判らしいね」
「人気実力ともに赤丸急上昇だよ」
「だったら、3人まとめて呼んでしまえ」

「東フィルさんがあのトリオを呼んでトリプル・コンチェルトをやるらしいよ」
「なんと! だったらうちは3人それぞれコンチェルトを弾いてもらおうじゃんか」

などという話があったかどうかは知らないが、あの3人がトリオを組んでいるということで、企画が楽だったろうというのは想像に難くない。

華やかなコンサートだった。
3人とも実力はもちろんのこと、ヴィジュアル的にも映えるしね。

トップバッターは川久保賜紀嬢。
メンデルスゾーンは全曲アタッカの本来の姿(最近は2楽章と3楽章の間を開けることが多い)。
優美なメロディーが彼女にピッタリ。カデンツァも慌てず急がず堂々としたもの。余裕綽々の演奏で、安心して聴いていられる。彼女の音にはそこはかとない色気があるね。

対して、続く遠藤真理嬢は力の入った熱演。
どちらかといえば男性的な曲で、女流には厳しい部分もあるのかな、とずっと思っていた。彼女は旋律的な魅力を前面に押し出すことによって、歌心豊かに見事に弾き切って見せた。ことに終楽章終盤の歌いまわしは絶品だったと思う。今回聴衆にいちばんアピールしたのは彼女だったのではないかと思う。

休憩を挟んで三浦友理枝嬢。
トゥッティの部分になるとオーケストラにピアノの音が消されてしまうきらいががあるが、全体としてはよくできた演奏だったと思う。もう少しスケール感がほしいという気もするが、そのぶん精緻ではある。特に彼女の上手さを感じたのは終楽章の舞曲のような曲想。リズム処理が上手く、正確なのだ。それゆえ、若干オケがもたつくような印象になってしまったのは否めないのだが。

まあ、豪華な演奏会で楽しめた。
名花三輪、いずれも純粋に音楽で聴かせるものを持っているのだからたいしたものだ。もっとも、そんなことは最初からわかっていたのだが。

指揮者としてはコンチェルト3曲なんていうのは、おもしろみに欠けるのだろうが、きっちりと仕事を成し遂げるあたりはさすがだ。彼女たちも弾きやすかっただろうと思う。

ここまでは概ね一日目の感想。
サントリー・ホールの二階席、決していい席とは言えないが、特に状況に不満もなく楽しめた。
ところが二日目はさんざんだったのだ。
みなとみらい大ホールの三階のいちばん後ろ。即日完売状態だったので、取れただけ御の字。よって席に対して不満を言うつもりはない。
ところがひどく暑かったのだ。座っているだけで汗がダラダラ流れてくる。節電のため抑えているというより、空調自体を止めてしまったかのように熱気が滞留し、空気が流れない。まるでサウナである。まして、三階のいちばん奥では天井も近く、空気が淀みやすい。
始まれば少しはよくなるかと思ったものの、一向に変わらない。汗を拭き拭きのコンサート。頭はボーっとしてくるし、実際のところ聴いていられるような状況ではなかった。
たぬ〜なんかは気分が悪くなる寸前だったようだ。
というわけで、楽しめるどころではなかった。
賜紀ちゃんも友理枝ちゃんも二日目の方が良さそうだった気がするので残念だ。二日間通して絶好調だったのは真理ちゃん。彼女の歌心溢れるチェロは魅力的だ。

二日間ともサイン会は無し。
終演後に彼女たちの笑顔が見られないのはちょっと淋しいな。
次に彼女たちの演奏を聴くのは仙台になる。

というわけで、なんだか不完全燃焼な二日目となってしまった。
で、疲労困憊した状態で、フィリア・ホールに向かったのであった。

南紫音ちゃんのリサイタルについてはこちら。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1765347562&owner_id=3696995
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