さて、今日は銀座の王子ホールへ。
楽しみにしていたコンサートである。ドイツ生まれの中堅ヴァイオリニスト、イザベル・ファウストのリサイタル。昼間と夜の2回に分けて、バッハの無伴奏ソナタとパルティータを全曲演奏してしまおうというプログラム。
当然両方取るよね。
<第1部>
01.ソナタ 第1番 ト短調 BWV1001
02.パルティータ 第1番 ロ短調 BWV1002
03.ソナタ 第2番 イ短調 BWV1003
<第2部>
04.パルティータ 第3番 ホ長調 BWV1006
05.ソナタ 第3番 ハ長調 BWV1005
06.パルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004
短髪のカッコいいおねえさんだ。
ボディのしっかりした音である。
バッハの音の大伽藍に正面から堂々と立ち向かっているという印象だった。まるで求道者のように思えた。切れ味の鋭い質感ながら、冷たい感じはない。ほとんどヴィブラートをかけない音色は清廉である。虚飾を排した真摯な演奏だった。
それでいて暖かな音楽で、心の中にじわっと沁みこんで来る。
さすがだな。。。
確信に満ちた演奏だったように思う。
第2部は当初の予定から曲順を入れ替えてきた。パルティータの2番と3番を入れ替えたのである。これは正解だったように思う。
最後の最後、シャコンヌが終わった後、イザベルさんが構えを解くまで、拍手ができなかった。およそ30秒くらいだったろうか。最後の音が鳴り終わった後のしんとした静寂。しかも緊張感そのままで。これも一種の感動。音楽の余韻に浸る一瞬。そして万雷の拍手。
エリック・ドルフィーの名言「When you hear music, after it's over, it's gone in the air. You can never capture it again.(音楽が終わってしまうと、音は空中に消えてしまい、二度と捉えることはできない)」を思い出した。
しかし、記憶には残るのだ。その音楽も、その場の雰囲気も。
来年は3日間連続でベートーヴェンのソナタ全曲演奏会が企画されている。2月16日(木)〜18日(土)、これもまた王子ホール。取るしかないな。。。
でもって、イザベルさんとは関係のない話だが、知人の女性が王子ホールのスタッフとして働いていたのにビックリ。たぶん彼女も驚いただろうな。。。
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