では、今日2本目の日記。。。
Bunkamuraに行ったついでと言ってはなんだが、というよりむしろこちらの方により関心があったと言えるのだが、Bunkamura内のギャラリーに寄ってきた。
「Lucid Dream」と題された上田風子(うえだ・ふうこ)という新進のアーティストの個展である。
先日アンダーグラウンドの美術誌「TH叢書」の最新号(45号)を買いに新宿の紀伊國屋をふらふらしていて、出たばかりで平積みになっていた彼女の画集に目が止まったのだ。パラパラと見てみると、どこかで見たことがあるような気がした。それもそのはず、少し前の「TH叢書」の表紙に使われていたのだ(43号)。
で、ネットで調べてみたら、Bunkamuraで個展開催中ということだったわけだ。これは「観に来い」と言われているようなものである。
http://www.bunkamura.co.jp/gallery/110202ueda/index.html
会期は明日13日までだが…。
少女を描いたものが多い。それも心をざわつかせるような雰囲気を纏った少女。
直截的な表現はないが、エロティシズムが潜んでいる。生々しいリアルさがあるとも言えよう。ファンタジックでもメルヘンチックでもないが、独特の物語性があるように思う。彼女の描く少女は決して美麗ではないが、その代わり普遍的な現実性を感じさせる。観ていると何か落ち着かないという作品が多い。これはなかなか素晴らしい。
やはりCGを使わないアナログな絵画は作品自体にパワーがある。コピーのきかない一点ものなのだ。
まあ、値段を見てビックリだったが…。手が出せる金額ではない。値段の半分近くは画廊の取り分だとも言うが、価格はどうやって決まるのだろうか?
少女の画家ということでは少女主義的水彩画家のたま女史だが、アプローチは異なるが少女のもつアンビヴァレンツを描こうとしているのは共通しているように思う。
たとえば、上田風子さんの作品は傷口をそのままつつく感じ、たまさんの作品はむず痒いかさぶたを剥がす感じ、と言ったらどうだろうか。
というわけで、画集買っちまったぜ。。。
写真左はその画集。個展会場限定での特装版というものだった。
写真中央はフライヤーにも使われていた『春の雨』。
写真右は「TH叢書」の表紙、『廊下掃除』。
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