今日はノルウェーの女声アカペラ三人組、トリオ・メディイーヴァル(Trio Mediaeval)のコンサート東京2daysの初日。東京文化会館の小ホール。
元々明日の王子ホールでのコンサートは早いうちに手配していた。しかし、二日間でプログラムが異なることを知り、10月末に慌てて手配したのだ。
今日のプログラムは「ウースターの聖母ミサ 〜 聖母マリアへの奉献ミサ」と題されている。ウースターとはイングランドの古い修道院のことで、そこに伝わる写本を中心に、聖母被昇天の祝日に関連した曲を集めたプログラムだったようだ。
メンバーは以下の3人。
アンナ・マリア・フリーマン
リン・アンドレア・フールセット
トールン・オストレム・オッスム
結成は1997年とのこと。今までにECMレーベルからアルバムを4枚リリースしている。
少人数の女声アカペラというのは、かつては珍しかったが、今ではひとつのトレンドになっているようである。しかし、このような上質な音楽が日本ではほとんど知られていないという実情はいかがなものか。
残念ながら会場は空席が目立った。こういうコンサートこそ満席にならなければならない。コマーシャリズムに迎合しない音楽ゆえに客を呼べないのか…。おそらくこういう素晴らしいグループがあること自体知る人が少ないのではないか。かくいう私も王子ホールから案内が来るまでは知らなかった。こういう状況は憂えるべきものだと思う。
まあ、それはともかくとして、素晴らしい内容のコンサートだった。
澄み切った清浄な音楽にはただ溜息をつくのみ。
三声という音の薄さは全く感じない。
天上の音楽であると同時に、幻想的で神秘的でもある。霊的な空気感が漂い、瞑想を促される。やがてそれは祈りにも似た思いへと昇華していく。もともと音楽というものは儀式に使われていたものだということに改めて気付かされた。ひんやりとした温度感が心地いい。
明日のフォークソング集も楽しみだぞ、と。
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