科博の哺乳類展は2010年大哺乳類展「陸の仲間たち」「海の仲間たち」、2014年「太古の哺乳類展」、2019年大哺乳類展2。いつも新しい発見と驚きがあった。今回は500点以上の標本でたどる哺乳類の能力とか進化とか・・・いろいろ。なんと言ってもこの地球上には6500種類を超える(未だ新種が発見されている)哺乳類がいるのだから。
展示構成は
第1章:哺乳類とは
第2章:分類と系統−わけるとつなぐ
第3章:リアル哺乳類図鑑−わけてつなげて大行進
第4章:哺乳類の分け方−過去から未来へ
入場してすぐシロナガスクジラの心臓に度肝を抜かれる。シロナガスクジラといえば科学博物館の前に飾られているアレ!! 2分間に1回の心拍数。
会場の中心は科博が誇る剥製標本がずらりと並ぶ「哺乳類大行進」!! さすが!!
飛膜を広げて森林を滑空するフィリピンヒヨケザル。手足がヒョロヒョロ長い骨格見本。
意外だったのはコウモリ類の数の多さ。1400種以上の大グループ。哺乳類の5分の1は翼を持ち空を飛んでいる!?
牛や鹿などツノを持つ哺乳類たち。だけどそのツノの正体もいろいろ。骨だったりケラチンだったり・・・骨をカバーしてたり・・・
進化には収斂進化と呼ばれるものがある。似た外見であっても同じ種とは限らない? 生きていくためには無駄だけど、メスに好かれるための進化(クジャク、マントヒヒの顔、鹿の角・・・)。興味深い話ばっかりで3時間経過・・・。
「???」と今でも変な感じがするのはハイエナが猫の仲間であるという話。歯の特徴からの分類なんだそう。
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