ジェームズ・ワット氏

今日は「蒸気機関の発明者」として知られるジェームズ・ワット氏の誕生日ということで、氏の似顔絵です。
氏はスコットランド出身の機械技術者であり発明家です。
ただ蒸気機関については、正確には発明者ではないそうです。
それまでに作られていた蒸気機関は効率が悪くて使えなかったものを、効率を飛躍的にアップして実用化に成功した人物となります。
これが英国から始まる全世界に広がる産業革命に大きく貢献します。
子供の頃、「沸騰したやかんの蓋が浮かび上がるのを見て、蒸気の力を利用することに気付いた」とイラスト付きの偉人伝の本で見た記憶があります。
でも、これは嘘のようで（子供向けの偉人伝に嘘を書いて良いものでしょうか）、実際は既に作られていた蒸気機関の構造を変えることによって、効率を大幅に向上させることに成功、実用化にこぎつけたのです。
発明者ではなくても、偉大な功績を残したことには間違いありません。
氏の栄誉を称え、国際単位系で、仕事率の単位が「Ｗ（ワット）」になっています。