ボクに取っての「不思議の国のアリス」は、なぜか分からないが「知ってるが、アッシにはかかわりのない事でござんす」という世界だった。
たぶん、赤胴鈴ノ助とか、少年ジェットとか、小林少年、スポーツマン金太郎、月光仮面、鉄腕アトムなどが仲のいい友だちだったからだと思う(考えてみると、主人公はみな男、それも同じ年の少年が多かった)。
だから、何回もアニメで見ていても、アタマの中の蓄積がちょこっとだけ。でも、妻にゴーインに連れていかれたこの展示は面白かった。
まず、作者が面白い。ルイス・キャロルというのはペンネームで、名門(ラクビー発祥の地でもある)オックスフォード大の数学講師。だけど、同僚の3人の娘たちにねだられて、こんなハナシを考えたのだ〜(その一人がアリスという名前だった)。
つまり、子供たちとのやりとりから生まれたモノガタリが、紙に記録されて、画家の挿絵がついて、たくさんの人に愛される名作になった。
また、「不思議の国のアリス展」には、対になる「鏡の国のアリス」があって、逃げたアリスは、チェス盤に迷い込む。自分も、チェスのコマになって、戦う。
このモノガタリは、多くの人に愛されて、ダリも草間彌生もこの物語をテーマに作品を残している(これも展示してある)。音楽の「アリス」だって、そうでしょ。
この日は朝一番だったので、ガラガラでゆっくり見られた。撮影OKの所も多かったし、参加型の展示もあって、それも楽しかった。
自分でもフシギに気に行ってしまい「アリス好きに贈る33の秘密」という本まで買ってしまった。人生まだまだ、何が起きるか分からない〜(笑)
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