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2017年03月02日09:57

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人生意気に感ず「私立高卒業式で危機を語る。朝鮮半島の危機。引火性の高い国民」

◇某私立高の卒業式で挨拶した。「76年の私の人生で二つの大きな節目がありました」と私の人生を引き合いに出した。一つは70年前の敗戦、二つ目が現在だとして、彼らが踏み出す社会がいかに大変かを語った。
 その大変の具体例として、大災害と政治的社会的問題を挙げ、前者として「首都直下、南海トラフの巨大地震が皆さんの時代に必ず来るでしょう」、後者として「民主主義と平和の危機です」と言って、ISのこと北朝鮮などを挙げた。そして、正しい判断をするための知識を積み重ねる努力を続けないと大波に呑み込まれてしまうと訴え、最後はウルマンの詩の一節を提供した。
「人は信念と共に若く、疑惑と共に老いる。人は自信と共に若く、恐怖と共に老いる。希望ある限り若く、失望と共に朽ちる」
 私は挨拶で原稿は用意しない。ウルマンの詩は若者たちが熱心に聞く姿を見て頭に浮かんだ。「信念と自信と希望を持って、長い人生を切り開いていって下さい」と締めくくった。
◇ベイシア文化会館の壇上に立つと感慨が湧く。何度となくここに立った。様々なことが去来する。恩師の元東大総長・林健太郎先生が私の初出馬の時、ここに立って「歴史を生かした良い政治家になれ」と激励された。以来、この言葉が頭を離れたことはない。
 この日も、満堂の生徒を見て、歴史の大波に漂ってゆく姿を想像した。オバマが去ってトランプが登場した。グローバル化の中で危険なナショナリズムが至る所で台頭を始めた。私が民主主義と平和の危機を口にしたのはこのことが頭にあったからだ。
◇韓国の民主主義はどうなっているのだろう。朝鮮半島は、北も南も収拾し難い状況にあるようだ。韓国最大財閥のトップらが巨額の贈賄容疑で起訴され、朴大統領はそれを受け取った容疑者として立件されたという。韓国の歴代大統領の多くが不正蓄財などで司直の手に落ち失脚している。大統領でも逃がさない点は民主主義が生きている証拠だろう。背景には過激で引火性の高い国民性がある。同じ民族でありながら北では鳴りを潜めているのが不思議。恐怖の権力でねじ伏せられている姿であるが、それも限界があるだろう。核を持ち大量の化学兵器を持つ。化学兵器は国外で実際に使用するに至った。
 この点を捉えてアメリカは「テロ支援国家」に再指定する方向だ。北のこの脅威を日本は未だ深刻に受け止めていない。(読者に感謝)


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