小さな満足を得られた年度末の金曜日

　3月29日金曜日。
　今日は2023年の年度末、ということになる。頭がアナログでドメスティックゆえ、いまだこんな意識を持ってしまう。
　ぎりぎりになって、ようやくストレスを感じる電話2本を掛けた。基本、締め切りのない生活だが、今週月曜日から一日延ばしで平日最終日でもある今日に至り、いやいやながら電話することができた。実際、話してみるとなんてことはなかったのだけど、それでも心底、ほっとした。
　ペペロンチーノのランチ後、いそいそとブックオフへ。29日は月1のバーゲン日で、20パーセント引きとなる。
　文庫本4冊を買った。うち一冊はハードカバーで既読の『月まで三キロ』（伊予原新著）。新刊後まもなく図書館で借りて読んだのだった。７本の短編が収められた短編集で、表題作はじわっと心の中だけで泣けた。これをどうしても手許に置きたくなった。こういう本は年に１冊の割合である。
　今日訪ねたブックオフ店に以前から並んでいたことは知っていた。誰か別の客が買う可能性もあるが、なかったらなかったで仕方ない。まだストーリーも心温まるシーンも記憶に残っているし、図書館で借り出すことも出来る。
　無事手に入れることが出来たので、今日はいい一日になった、おしまい（笑）。