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2023年12月08日17:32

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弘法だって筆を選ぶ(書き味のいいボールペン入門)

 12月8日。言わずとしれた開戦記念日にして、ジョン・レノンの命日。マレー半島を奇襲攻撃し、続いて真珠湾に爆弾を投下した。英米に喧嘩を売るなんていい度胸をしている。明後日、横浜でマレー侵略の講演と証言集会があるので、参加しようかどうか迷う。日本軍の残虐性を直接体験した生存者がほぼいなくなった現在、証言を一言一句聞き止めるということはそれだけで貴重な経験になる。

 システム手帳にメモるときに使うボールペンは、書き味こそ悪くないのだが、最初に書く瞬間、かすれたりインクの出が悪かったりする。昔ながらの油性ボールペンの欠点だ。
「クロワッサン編集部」に配属されて机が与えられたとき、引き出しの中にクロスのボールペンがあった。私と入れ替わりの持ち主のボールペンだ。その先輩編集者に渡しに行ったら「あげる」と言われた。なので芯を替えながら20年くらい使った。
 そのあとはNHKの特製ボールペンであったり、ヤナセのロゴ入りクロスのボールペンであったり、パーカーを使ってみたり。どれも長続きしなかった。
 退社後はクルマのプレミアムグッズを使ってた。フォルクスワーゲンとプジョー、そして現在はメルセデス。
 この15年、パソコンやネットも進化したが、ボールペンの性能もクロスやパーカーといった昔からのブランド品はさておき、100〜150円価格帯では大きな飛躍を遂げている。速乾性の水性インキを使ったボールペンが普及し、ゲルインキとエマルジョンインキが出て、2日使わないとインクの出がちょっと悪くなる油性インキは分が悪くなってきた。
 なので気に入った軸に、書きやすい替え芯を改造して使うというようなことを時々やっている。
 午前11時半、本と文房具が売ってる島森書店へ行って、低粘度油性インキ・0.5mmの「アクロボール 」と、滑らかな書き味が売りのゲルインキ「パイロットLG2RF」を指名買いした。
 文房具雑誌やネット世論では圧倒的に「ジェットストリーム」の評判がよくて、私もそれに倣って使ってみたのだが、「サラサ」と「アクロボール」のほうが自分にはフィットした。やっぱフィーリングなんて十人十色だから、自分に合う芯は買って試すしかない。特殊な形状なら高価なものがあるけど、たいていの替え芯は100〜130円内で収まる。
 メルセデスグッズのボールペンはノベルティの専門メーカー「-Prodir(プロディール)」のもので、メイドインスイスだそうだ。なのでこれに(ちょっと細工をしたら)合う替え芯を買って先ほど付け替えてみたら、満足いく書き味になった。
 かつては筆圧が異常なくらい強かったのだが、年齢とともに力が衰えてきた(苦笑)。なので力を入れなくてもすらすらと滑らかに書けるボールペンが続々と安価で出ているのが嬉しい。
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