・はじめに
これは、餃子として成立しているのだろうか、と思ってしまう。
小麦粉による皮を、肉や野菜などを含む餡で包んで焼く。
これを満たしていればまあ、餃子、いや、焼き餃子としての条件は満たしていそうだ。
すると、この餃子を餃子ではない、とする根拠はなくなる。
食べてみよう、食べれば判るさ、とするのが最も良い検証方法である。
・対象
餃子12個価格は失念
・結果
原材料：小麦粉、還元水飴、キャベツ、もやし、ねぎ、ニンニク、生姜、焼そば、豚肉ほか
大きさ：中程度
皮の厚さ：やや薄め
ひだの数：4個
餡の内容：肉と野菜と炭水化物?が混在
・考察
何と言っても、餡に特徴がありすぎる。お好み焼きが入っている感じは、確かにある。
しかし、これは餃子として良いことなのだろうか。
お好み焼きを更に小麦粉の皮で巻いているわけである。
今まで、数多くの餃子に対して、野菜多めだと肉感に欠けると評してきたことがある。
この餃子は、肉感はおろか、野菜の量も少ないと感じる。
そう。相対的に皮の分量が多くなりすぎてしまっているのだ。
このことは、作成者側も気付いているのだろう。だから、お好みソースがついている。
しかし、このソースのきつい甘さは十二分に知っている。食べる気がしない。
文化が違うと片付けるしかないのだが、甘いソースで食べる食事には馴染めない。
・まとめ
評価は2である。餃子と呼んでよいとは思うが、中途半端になってしまっている。
お好み焼きはお好み焼きとして、餃子は餃子としてあるべきだ、と言えそうだ。
だが、世界は広い。いつの日か、絶妙なお好み焼き餃子が生まれるかもしれない。
その日がやって来ることは、いつまでも期待し続けていたい。
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