かんぞう(萱草)の別名。
花が一日限りで終わると考えられたため、英語ではDaylily、独語でもTaglilieと呼ばれています。
実際には翌日または翌々日に閉花するものも多くあります。
また、日本では、身につけると心の憂さを忘れると考えられていたところから、恋の苦しみを忘れるため、下着の紐(ひも)に付けたり、また、垣根に植えたりしたらしいです。
新しい恋に進むには、まず前の恋をわすれないとね。
それが無理なら、勿忘草だね。
~忘れ草 我が下紐に付けたれど 醜(しこ)の醜草(しこぐさ) 言ことにしありけり~ 大伴旅人
「恋を忘れるという忘れ草を下着の紐に着けたけれど、馬鹿草め、言葉だけのものでしたよ」
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