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2018年03月14日03:02

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鼓腹撃壌(こふくげきじょう)。
腹鼓(はらづつみ)を鳴らして、足で地面叩いてリズムをとっているようす……なんですって、ぱつんがドラムを叩いているのかって?(笑)
これは中国の古典十八史略の中のエピソードで、聖天子である尭が、世の中が治まっているのかどうかを確かめるために、ひそかに市井に出たとき、老人が腹つづみをうち、地面をたたいてリズムをとりながら、歌をうたっていたという故事から、太平の世の中の例えとして用いられます。
鼓草(つづみくさ)と呼ばれる花があります。それは、たんぽぽです。
蕾の形が鼓に似ているからとも、茎を折って両端を少し割って水を入れると、反り返って鼓のようになるからとも言われています。
また、たんぽぽの語源も、鼓を打つ音を真似たものだとか、昔の子供たちは、鼓のことをたんぽぽと呼んでいたから、とも言われています。
もっとも子供たちに親しまれた花がたんぽぽだったのでしょう。
子供たちが駆け回る道端には、いつもたんぽぽが咲き、真っ白な綿毛ができると、夢中になって吹いていたのでしょう。
太平の世の中を、綿毛は風にのり夢の種を、どこまでもどこまでも、運んでいくのでしょう。
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