紀元前1279年の5月31日、エジプトでもっとも偉大と言われるラムセス2世が古代エジプト第19王朝のファラオとなります。
それにしても、3300年ほど前の出来事の年月日が分かると言うのは凄いことです。文字と言うツールがあってこそです。
凄いと言えば、ラムセス2世も凄かったようで、それもはもうケタ違いです。
・優れた戦士でした。
体格は非常に大柄で、王専用の強弓があって、それは王以外は誰も引くことができなかったと言われます。誰も試しに引かないまま王に渡したのでしょうか?
・長寿でした。
24歳で即位して90歳で没するまでの66年間、統治したとされます。その間、リビア、パレスチナなどに勢力を拡げました。
・子だくさんでした。
何人もの王妃や側室との間に、111人の息子と69人の娘、合計180人の子供をもうけたとされます。
王になってからとすると、1年に約3人の子が生まれたことになります。名前を考えるのも大変だったでしょうね。大変だったのはそんなことではなかったでしょう(笑)。
なお、娘の中には父のラムセス2世と親子婚を行った者もいたと伝えられています。
と言うことで今日のカットは、アブ・シンベルにあるラムセス2世の像がモチーフの作品です。
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