今日は京都扇子団扇商工協同組合が制定した「扇の日」だそうです。
この日の謂れは、「源氏物語」の中で、女性が光源氏に扇を贈っていることから、5月(こ)1日(い)の「恋」の語呂合せから。
「扇」と「扇子」の2種を何気なく使っていますが、気になって違いを調べます。
まず「扇」とは「手に持って風を起こす道具」のことで、名前の由来は「あふぐ」から来ています。
「扇子」とは、折りたたむことができる扇のこと。
つまり、「扇」には「扇子」と「うちわ(団扇)」も含まれることになります。
高級な扇子と言えば、あおぐたびに甘く上品な香りが魅力の白檀扇子です。
複雑な透かし彫りや、一番外側の扇骨には美しい蒔絵が施されたものがあります。
親が大切に使っていたものを勝手に持ち出して、骨を1本折ってしまって叱られたのも、遠い昔の想い出です。
これからアッと言う間に暑くなって、「扇」を使う機会が増える季節がやって来ます。
カットは「羽衣(多分そうだったと…)」の中の1シーン。
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