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2024年05月05日06:17

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週記702 思考の奥底にある癖

 中学生の頃、どうして周囲の人があんなにもペラペラと喋れるのか不思議に思っていました。

当時、私は何か喋ろうと思っても、相手の言葉を聞いてからあれこれと考えてしまう癖があったからです。

他人ができることができない、そういう状態でした。

 なので大体の場合、言うタイミングを逃して言葉にすることなくほとんどの言葉が消えていきました。

中学生の私は客観的に見てとても無口だったと思います。

 今となっては、なぜあの頃は喋れなかったのかよくわかりません。

ただなんとなく感覚として覚えているのは、言葉が小説の文章のように感じられたことです。

なにか意味を持って記述された、無駄のように見えて伏線になっているようなセリフを投げられたように。

それに応えようとする私もセリフを考えます。

文脈から最適な答えを考えます。

会話というのはそんなに思慮深いものではないのに、私は小説のワンシーンをイメージしながら生活していたのです。

 高校生になって、部活動などを通じて他人との何気ない会話量が増えたおかげか、そのような癖はいつの間にか表面上はなくなっていました。

でも、今でもたまに、未来の会話やあるいは、過去の会話を思い返して「ここをこういうセリフにして切り返せば100点だったな」などと思考をすることがあります。

考えてみれば、中学生の頃にやっていたことと何ら変わりないことを今もやっているわけです。

当時と違うのは他者とのインタラクティブな対話と個人の熟考のスイッチをうまく切り替えられるようになっただけで、思考の奥底にある癖はそのままなのでした。

以上

【最近のTopic】
・人を結びつける発明
 あるワークショップのアイスブレイクで、「あなたが凄いと思う発明を3つあげてください」というお題が出ました。特に悩むことなく、私は三つの言葉を書いていました。「文字、物語、お金」
 不思議なことに、特にそれらを書き出した時に何か繋がりを考えることはしていませんでしたが、説明する段になって共通点があることに気がつきました。それは、どれも「人を結びつける発明」だということです。
 文字は情報の保存と共有を可能にし、物語は思想共有や人の協力を保つ道具として機能し、お金は人間の間の価値の交換を媒介します。どれも人を結びつけるのに不可欠な発明なのです。

【最近のGratitude】
・The freedom to run
 There are times when I consider going for a run whenever I find a spare moment, but various reasons can prevent me from doing so. It might be duo to my physical condition, scheduling conflicts, or simply needing rest. That’s why I’m grateful for the current freedom I have to go running whenever the mood strikes me.
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