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2024年05月19日00:02

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週記704 他人にとっての何者かになること

 生まれて意識が生じて以来、自分にとって自分は特別な存在です。

自分の五感で世界を感じるからこそ、自分という存在は何か証明する必要もないほどに明確な「何者か」なのです。

もちろん、その「何者か」がなんであるかについて言語で到達している人は多くはありませんが、それでも自分にとって自分が良くも悪くも特別な存在であることは変わりないでしょう。

 では他人にとって自分は何者であるか、という視点ではどうでしょうか?

これはとても難しい問いです。

なぜなら他者の認知や認識を直接知ることも操作することもできないからです。

 家族や友人といった、言葉や身体的な時間を共有できる他者であれば「他者にとっての自分」をおおまかに計り知ることもできるかもしれません。

例えば、陽気で周囲の人を癒す存在だとか、あるいは気難しくて付き合える人が少ないだとか、そういう他人にとって自分という存在が何者として捉えられているか、フィードバックをもらうことを通じてその輪郭を掴むことができるでしょう。

そしてそのフィードバックをもとに、自分なりに軌道修正したりして「他者にとっての自分」になっていきます。

 しかし家族や友人よりも遠い他者ではそれは難しい。

何より数が多すぎますし、考えも多様になりすぎて、全てを満たす「自分」を作ることはできません。

でも、なんとなく世の中には、そういう遠い他者にとって「何者かであろう」と振る舞い、生きづらそうにしている人が多いように思えます。

他人にとって何者かになりたい、その承認欲求を満たせないがために苦しい思いを抱いてしまう。

 自分がそういう状態になったら、原点である、自分にとって自分が何者かを振り返るのがいいのではないかと思います。

これはマインドフルネスやリフレクションなどと同様に、自分だけに集中する時間を作るということです。

他人にとっての何者かは、自分にとっての何者かと一致するものだと私は考えています。

だからまずは自分にとっての自分を理解することが大切なのだと思います。

以上

【最近のGratitude】
・Feel Free
 Even though I’m not actually busy when I look at it calmly, I sometimes feel as though I’m under a lot of pressure. That’s how I’ve been feeling recently. When I’m in this state of mind, I find that my eyes just glide over the text as I read, and time passes without me understanding what it means. During times like these, it’s probably best not to take on any new challenges and just spend some time relaxing. Fortunately, I do have the time.
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