2024年はどんな1年になるか?はっきり言ってそんなビジョンは全然見えていないですが、思考の整理がてら来年の絵を書いていきたいと思います。 私の予感として、2024年は何か特別な年になるような気がします。例えば、自分の子供が生まれたり、会社が苦境
この記事を投稿するのは2023/12/24のクリスマスイブになりますが、ちょうどいいので2023年の私を振り返ってみようと思います。 今年は様々な変化がありました。新規事業開発のチームに異動したり、PM DAOでプロダクト開発をしたり、noteを始めて(意図して)
自分の中にあるとはいえ、自分の考えは言葉にしないとわからないものです。そこにあることは分かっていても、どのような状態であるのか、どんな形をしているかはシュレーディンガーの猫のようなもので、言語化して観測して初めて分かるものなのです。観測と
昔から何かトラブルが起きると、自分が被害者であることが多かったように思います。学校でのいじめだったり、誰かに何かを壊されたり。そういった被害を被ると、そしてそれが客観的に真っ当なものであれば「私は被害者で、正義は私にある」と感じていました
人生を通じて、”理解する”という言葉ほど誤解が多く、しかもそのことに気づかれていない言葉はないと思っています。大昔の賢人、ソクラテスが”無知の知”という概念を生み出しましたが、現代を生きる私達はこの言葉を実感を持って”理解する”ことができ
現在の社会を見てみたときに、変化が起きているところと停滞しているところがあるのをよく発見します。それも、個人、企業、社会、国ーー様々な粒度・場所で。 その隔たりを説明する切り口として、コンセンサスコスト(何かをしようと合意するのにかかる労
掲題のプロダクト開発でよく作られるドキュメントはPRDと呼ばれています。PM DAOという組織に参加して、プロダクトの機能追加の過程で初めてPRDを作成したのは数ヶ月前になります。その時は、プロダクトマネジャー(以下、PM)が過去に作成したPRDを参考にし
ずっと昔に読んだのに鮮明に記憶に残っている本というものがあります。なぜかはわかりませんが、ふとした拍子に、昔その本を読んだときに思い浮かんだ情景が思い出されるのです。あるいは、何かそこに美しく感じるものがあったからなのかもしれません。私に
会社の知人に誘われて言った喫茶店の中で、新しい挑戦の相談を受けました。それは生成AIを使って化学者の生産性を劇的に向上させる、というアイデア(以下ではアイデアAとします)でした。そういった取り組みの相談に至った彼の心境と、それを聞いた私の心
私にとって日本語感情豊かで、数多くの情動を与えてくれた恩人のような言語です。私が自分の社会的な行動目的(MTP:Massive transformative purpous)を考えたとき、真っ先に、そして自然に考えたのは、「日本語という言語が100年先の未来でも生き残ってい
2023年最大の気づきは間違いなく、私が性同一性障害ではなかったということでした。私は小学生の後半から今に至るまで20年以上ずっと、言葉にはしませんでしたが、自分の心が女性であるという感覚を持って生きていました。その理由は長い間、生来のものであ
最近私は、なにかに”覚悟”を持てていないことに気がつきました。異動によって上司が変わってから、何か仕事をやっても心の底からの情熱を持てない、そんな噛み合わなさにフラストレーションを感じていましたが、社会人生活を振り返って深く考えてみると、
私が工場で勤務しているときにとても感じたのは、工場は一つのまとまった機能単位で高度に分業化されているということでした。この部署の仕事はこれ、自分たちの部署の役割はこれ。すべてが決められていて、曖昧さのない世界観が工場の中にありました。 分
私のMission Statementは「誰かの背を押す生き方をすること」という私の価値観に基づいています。これは決してなんでも、ボランティア的にやる活動を意図してはいません。最近、データサイエンスのコミュニティでコミュニティに関わる上で大切にしている価
知識を拾うだけの読書は今後はなくなっていくだろう、という話をPodcast”超相対性理論”(第118話)で聞いて、考えたことがあるのでそのことについて書いていきたいと思います。 まずPodcastの文脈を書いて置くと、読書にはいくつかの種類があり、物語や
私が化学を専門にしようと思ったのは高校生で、色とりどりの化学反応が美しく不思議で、いくら勉強しても飽きなかったからでした。そういうふうに興味を持って勉強すると、肥料が作れるようになって人類に貢献したとか、すごい薬が作れるようになったとか、
スティーブン・ウルフラム氏の”ChatGPTの頭の中”を読みました。書籍の振り返りがてら、私が考えたことをまとめて行きたいと思います。 ChatGPTが公開され、私が使ったときの感覚として最も驚いたのは、小論文のようなある程度のロジックの連続性のある文
久しぶりに漫画の話を書こうかなと思います。メイドインアビスについてです。 一年にだいたい1巻ずつ発刊していて、今回が12巻、連載10年目になったそうです。つまり、10年以上前から物語はあったわけですが、12巻を読んで10年前から物語の様々な場所に散
最近、インベスターZという漫画を読んで、Podcastの”a scope 資本主義の未来編”を聞いているのですが、とても偶然と言えるタイミングで”成長について”の類似の話が紹介されていました。どちらの作品・メディアも最新のものではなく、たまたま私が今、同
先日、Newspicksで記事を書いたことがきっかけで、DAOという組織について少し深く考える時間ができたので、その際に思い浮かんだことである、「DAOという組織が汎用的に成り立つ前提」について書いていきたいと思います。 まず前提として、分散型自律組織
長野県阿智村の天気は濃い霧と雨だった。日本一の星空という口コミを見て時期も考えず結婚記念日の旅行先にしたが、分厚い梅雨の雲と高地特有の霧が阿智村を覆っていた。人生とはなかなか思い通りにならないものだ。 2泊3日のうち、1泊目は土砂降りの雨。
ここ最近感じていたけれど、明確に自分の中で言語化していなかったことに、仕事、特にどこで働きたいと思っているか、今の仕事でいいのか、について言葉にしていきたいと思います。結論から言うと、別にメインで働く場所はどこでもよく、プライベートの時間
コピーライターの糸井重里さんの言葉で「ああ、たしかにそうだな」と思った言葉がありました。”「忙しい」って、結局何かに使われている状態ですよ” 忙しい、という言葉を使いたくなるときを思い浮かべたとき、ほとんどのとき、私は何者かによって与えら
小学6年生の頃、初めて自分で読んだ小説の名前は“ブギーポップは笑わない”でした。元々漫画が好きだった私は緒方剛志さんの漫画、DOLLの荒廃的な雰囲気と絵をいたく気に入って、家の近くの書店の店員さんに、「この作者の人が書いている本は他にないか」
高校生になったとき、いくつもの変化がありましたが、大きな変化の一つは部活の友達に連れられて行ったことがきっかけで、それこそ社会人になるまでゲームセンターに行くようになったことでした。当時のゲームセンターはどこかギークな感じで、タバコ臭くて
これまであまり言葉にしてこなかったですが、私はPythonでデータサイエンスをすることが苦手でした。というのもデータを分析にかけるためには数多くの前処理が必要であり、それら一つひとつをうまくプログラミングすることが不得意だったからです。例えば、
私はため息をつくとき、口をすぼめてタバコの煙を吐くように細く長く息を吐くことが多いです。そういうとき私の脳裏には吐き出した息が紫煙となってどこかに飛んでいく情景が浮かんでいます。そこには私が抱く憧憬があるような気がしたのでそのことについて
私が今感じているわだかまりを一度言葉に落としておこうと思います。というのも、私自身、整理できていない思いや感情があるような気がしたからです。もちろん、整理できていないのはいろいろな外的要因や内的要因があってここで整理をしたからといって状況
ここ数年、私は会社のキャリア面談では長期的なキャリアとして人事部に行きたい、と言うことを言ってきました。これは私のMission statementのキーワードである人の背を押すこと、周囲と噛み合わせることに繋がると考えていたからです。今回は私が人事部へ
「言いたいことがあったら言えばいいじゃないか」そういう言葉は数多聞きますが、案外それができないことがあります。例えば、心理的安全性が低い組織では、言ってしまったことでよくない方向に行ってしまうことがありますし、そういうネガティブな未来を想像